さつまの重賞ステップ「スプリンターズS」

ペースを問わず逃げ馬が高パフォーマンス



皆さん、こんちゃ!



さつまです!



今週から秋のGIウィークに突入となりますので、予想にもいつも以上に力の入る方もいるのではないでしょうか??






そして10月10日からは指定席の事前購入者限定ではありますが、競馬場への入場再開といったニュースも飛び出しました!



リスクもある中での制限付きの緩和になりますが、やはり秋華賞や菊花賞など注目の出走馬が揃うレースもありますし、競馬ファンにとっては嬉しいニュースでもあるかなと。



今のままの無観客開催でも十分楽しめるので、敢えてここで踏み切る必要があったのかは判断がつきませんが、現地でデアリングタクトの桜花賞、オークス、秋華賞の3歳牝馬のGI3連勝を見たい方やコントレイルの無敗三冠を見届けたい方もいることを考えると、前向きに捉えた方が気持ちも昂るかなと思います。




そして今週は秋のGI1つ目となるスプリンターズSが発走を迎えます!




秋の電撃スプリント戦を制するのはどの馬になるのか楽しみですね!





スプリンターズSが行われる中山芝1200mはスタートしてから3コーナーの半ばまでは下り坂が続くコースで、モズスーパーフレアがいることからも、前半から流れる競馬になりそうですね。




後半3Fは我慢比べになると思いますし、特にラストの急坂をHペースで突っ込んだ時にどうなるのかを脳内でシミュレーションしながら、予想の切り口としたいかなと。




上記で述べたように、今年のスプリンターズSはモズスーパーフレア、この馬と併せてか後ろに付けてつついてくるラブカンプーがいることからも、前半の入り3Fは速くなる可能性が非常に高い高速レースになると思っています。



差し、追い込みに回る馬にとってもかなり脚を使いつつの追走になると思うので、極端な穴馬がラッキーパンチを打てる可能性は少なくなり、しっかりとしたスピードの絶対値を持ってる馬が有利になるんじゃないでしょうか。




1-3着までの比率としては人気馬2、穴馬(中穴)が良くて1くらいに考えて、買い目を組みたいかなと考えています。




春のスプリント戦から中々調子の上がらない実績馬もいるので、かなり混沌とした6F戦になりそうですね。








まずは過去5年のレースラップと結果について見てみましょう。

馬名横の()は脚質。



2019年 良
11.9-10.1-10.8-11.3-11.2-11.8 (前半32.8 後半34.3)
勝ち馬時計 1.07.1

1着タワーオブロンドン(差)
2着モズスーパーフレア(逃)
3着ダノンスマッシュ(差)


2018年 稍重
11.7-10.3-11.0-11.3-11.5-12.5(前半33.0 後半35.3)
勝ち馬時計 1.08.3

1着ファインニードル(差)
2着ラブカンプー(先)
3着ラインスピリット(先)


2017年 良
11.9-10.8-11.2-10.9-11.1-11.7(前半33.9 後半33.7)
勝ち馬時計1.07.6

1着レッドファルクス (差、追)
2着レッツゴードンキ(差)
3着ワンスインナムーン(逃)


2016年 良
11.8-10.5-11.1-11.2-11.2-11.8(前半33.4 後半34.2)
勝ち馬時計1.07.6

1着レッドファルクス(差)
2着ミッキーアイル(逃)
3着ソルヴェイグ(先)


2015年 良
11.7-10.7-11.7-11.2-11.2-11.6(前半34.1 後半34.0)
勝ち馬時計1.08.1

1着ストレイトガール(差)
2着サクラゴスペル(先差)
3着ウキヨノカゼ(追)




過去5年の結果を見るとこの様な感じになります。

ここ2年はHペースでの入りで、それ以前の3年はMペースよりの決着といった感じですかね。


サンプルは少ないですが、過去5年の内3頭の逃げ馬がペースを問わず馬券圏内になっていることからも、不利を受けにくい位置取りとなるコーナー通過1番手の馬はやはりこの舞台でのパフォーマンスは高くなる傾向にあります。

スプリント戦に関してのスペシャリストが集まるレースでもありますし、最短コースで直線を迎えることが他馬との力差を考えても、得をする事が出来ると考えられます。

ただ、直線半ばから併せる馬がいないことになる分目標にされる傾向もあるので、どうしても併せる間もなく差されて僅差の着差で負ける様な傾向もあるかなと。


この事からもモズスーパーフレアにとっては能力値を存分に活かしきれる舞台寄りと考えられますので、人気を背負っての出走で消極的な競馬にならなければ、好パフォーマンスでゴールまで走れる可能性は高まるかなと思います。




オッズ的な意味での頭の期待値はモズスーパーフレアとグランアレグリア共にそこまで高くないので、単勝で狙うと言うよりは軸馬候補や相手筆頭候補といった印象ですかね。


JRAのGIスプリント戦で勝ちのないディープインパクト産駒





グランアレグリア


グランアレグリアに関してですが、ディープインパクト産駒は過去21頭がJRAのGIスプリント戦(高松宮記念、スプリンターズS)において、勝ちを挙げれていない点は気になるデータですかね。


Hペースへの適性もありますし、高速ラップから持続性のある脚も使えることからも一概に評価を下げる事は出来ませんが、人気が予想される馬ですし、多少の引っ掛かりがある点がある事は覚えておきたいですかね。



休み明けでの短縮ローテになりますが、阪神カップ(芝1400)での好走歴もありますし、無理して位置を取りに来るとも思えないので、オッズまで含めると堅実に脚を使っての2.3着候補といった位置づけです。






モズスーパーフレア


中山芝1200は無理せずに前半からHラップを刻める舞台設定なので、条件としてはモズスーパーフレアにマッチすると言えます。


逃げ馬の中ではラップの刻み方に関して器用なタイプって印象ではなくて、あくまでも序盤からHペースを刻み、後続にも脚を使わせる形でそのまま手に入れたリードを守りきるといった形がベストなのかなと。

なので後半で脚が止まるのは当たり前ですが、前半に脚を使わせている分他馬の脚も鈍ってきて届かないといったケースでの好走が目立ちます。


1度緩めてから、中盤から後半にもう一度脚を使って後続を封じるような舞台はむしろ苦手だと思うので、やはりいった競馬で翻弄する形が望ましいかなと。



個人的に今回のレースはこの馬を起点としての予想アプローチになると思いますので、Hペースで得をする馬とそうでない馬って基準を作って、そこに能力的な部分のフィルターや条件、仕上がりといった部分も絡めながら考えていきたいかなと思っています。




ダノンスマッシュ


前哨戦で無類の強さを見せている当馬ですが、関係者、ファンとしては本番でもそろそろって声が聞こえてきそうですね。


1度GIへの直行ローテを能力的に充実している現在の状況で見てみたいとも思いますが、個人的には決して悪い仕上がりとは思えません。


前走は休み明けの短縮ローテを安田記念で苦しんだ分
楽をする形での完勝と相変わらずのパフォーマンスの良さを見せてくれました。


昨年の同舞台では差しに回る形で勝ち馬のタワーオブロンドンと0.1差の3着と結果を出していますし、決して通用しない舞台設定ではなさそうですね。



走りに力強さも加わった事で以前ほど坂を苦にしていませんし、前哨戦なら~ってくだりを散々耳にする最高潮のこのタイミングで、良い意味で全てを覆してくるんじゃないかなとも思えます。



追い切りからも活気は伝わってくるので、体調としては万全な所にあるかなと。




注目されているであろう人気馬3頭のお話をさせて頂きましたが、スプリント戦においての最高のメンバーが揃うだけあって、やはり枠順での有利不利の大きなレースだと思います。(コラムは木曜日昼頃書いたので)




最終的な決断は土曜日の深夜に決める予定ですが、今年も約1分間に全てを掛けて挑んでくるスプリンター達が揃っていますので、本当に楽しみなレースになりそうですね。





秋初戦のGIレースですし、最後まで良い意味で悩んでみたいかなと思います。



今週も皆様の馬券が当たりますように祈るのと同時に、皆様のお力になれるような予想が出来るよう頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。





Good luck




さつま

さつまはここからいったいどんな本命にたどり着き、そしてどんな買い目を導き出すのか!?
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