さつまの重賞ステップ「 ユニコーンS」

皆さんこんちゃ!


さつまです!



今週は今後のダート路線の主役を担う1頭を決めるユニコーンSが日曜日に発走を迎えますね!




おそらく楽しみにしている方も多い重賞だと思いますので、さつまの重賞ステップはユニコーンSを対象としたものにしようと思います。




そんなユニコーンSが行われる舞台は東京ダ1600mコースになります。




スタート地点は2コーナー奥からに所に設けられており、芝スタートになります。



条件の1つとして芝スタートが得意な馬とそうでない馬に分けられますし、特にハイレベル戦では能力的な意味合いで上位馬と下位の馬の開きのあるレースなので、元々能力的に足りない上に芝スタートが苦手な馬にとっては中々厳しいレースになりそうですね。





1番人気が想定されるカフェファラオも前走のヒヤシンスSでは芝の部分でダッシュが付かず(スタートで左によろけたのも影響してたかな)といった感じでしたし、更にメンバーが強化されるここだとそこの部分ではマイナス評価をしても良いかなと思います。



それでも最後は力強く勝ち切った訳ですから、能力的な所ではやはり1番人気相当ではあると思います。



じゃあ単勝オッズ1倍台まで許容範囲内なのかというとそうではないかなといった感じですが。笑




そして特に注目するべき特徴が4コーナーを回ってから勝負となる直線が約500m程あるので、使える脚が短いスプリントタイプやタフな設定も相まってくるので、スタミナ的な不安が馬にとっては結果を出すには苦労する舞台設定だと考えたいですね。




芝スタートで加速が得意なタイプもいますし、そのまま緩まずに流れる展開が予想されるので想定としてはやはりHペースかそこに近しい流れを踏まえて予想の切り口としたいかなと僕は考えています。



前走を対象にペース別に分けるとこんな感じです。


前走Sペース組


カフェファラオ
ヒヤシンスS 1着

サンライズホープ
1勝クラス 1着





前走Mペース組

マカオンブラン
兵庫CS 6着

キタノオクトパス
1勝クラス 1着





前走Hペース組

デュードヴァン
青竜S 1着

レッチェバロック
1勝クラス 1着

タガノビューティー
青竜S 3着

サトノラファール
端午S1着

アポロアベリア
1勝クラス 1着

オーロラテソーロ
端午S 8着

キッズアガチャー
鳳雛S 5着

ケンシンコウ
1勝クラス 1着

サンダーブリッツ
1勝クラス 1着

メイショウベンガル
1勝クラス 1着

ラブリーエンジェル
1勝クラス 1着


前走不明

フルフラット
サンバサウジ 1着


このような感じで前走でHペースを経験してる上に勝ち切ってる所が揃っているので、やはりメンバー構成としてはかなりのハイレベル戦になりますね。

まぁ、数少ない3歳ダートの重賞なんだから当たり前か。笑


勿論ペースの分類の中でも細かく分けるとラップも全然違いますし、これだけで一概にHペースが苦手とか、Sペースだと向かないとかには直結する訳ではありませんので、思考をここから広げるにあたってのベースみたいなものだと捉えて貰えればです。



僕は触れるべきだと思ったので記載しましたが、こんなの予想する上で必要ないと考えている方はスルーして貰って構いません!



世間的に特に注目が集まってるのは下記の3頭かなと思うので、この辺について話していきましょうか。


カフェファラオ
デュードヴァン
レッチェバロック




カフェファラオ


新馬戦、ヒヤシンスS共に後半加速するラップのギアチェンジ戦を前者は逃げて、後者は追い込んで勝ち切った素質馬といった感じでしょうか。


どちらもSペースで流れた展開を勝った訳ですけど、まだ余力は残していそうですね。

ここで体験した事のないペースでどこまで使える脚が削がれるのかって所に注目したいですが、この2つのレースの勝ち方をみても能力は高いと思います。


ただ、細かくみていくと想定オッズ1倍台程の信頼度はないと思いますし、本命候補として挙げるにはオッズも踏まえると過剰に評価しすぎかなーと。


基本的に余程の馬でない限り単勝オッズ1倍台に妙味を見い出す事の方が難しいので、ここを軸とするよりも3連系なら2列目相当、連系なら人気×人気の部分は見送りで、穴軸の時は相手に押さえるくらいで良いんじゃないかなといった印象ですかね。



デュードヴァン

新馬戦はMペースを余力残しで勝ち切り、3走前のカトレア賞では追い込んできたショウナンマリオを凌ぎ切っての勝利、前走の青竜Sも淀みのない流れを長く良い脚を使いクビ差先着と地力のある所も示しつつ、東京ダート1600mで3戦3勝と力のある所をここまでのレースぶりから見せているかなと思います。



テンからガシガシと押していくわけではないですけど、道中の運び方も良いところに付けるのが上手いですし、レース運びのセンスも高い1頭かなと思います。


ここで今まで以上の格の馬との対決になりますし、もう一段上のギアを見せる事が出来るならやはり上位争いしてくる1頭かなと。



最終追い切りでは直線までは折り合いを意識しつつもスムーズな走りでしたし、先をいっていたブランクエンドをあっさりと捕まえていた動きも迫力十分といった感じでした。


馬なりで最初から最後まで手応え良く動けていましたし、相変わらず好調な所を見せている感じですね。


前走の青竜Sでは今ひとつの仕上がりという話ですし、更なる上積みも見込めるくらいの出来だと思うので、GI馬を輩出している出世レースを勝ちたい思いは強いんじゃないかなと思います。




レッチェバロック

新馬戦と前走の1勝クラスを逃げて圧勝した快速牝馬といった感じですかね。


ラスト1Fはさすがに大差がついてしまったので、緩めたままの感じでゴールを迎えているので参考にはしにくいですけど、上がり3Fで36秒台前半で走る脚力は十分秘めていると思いますし、距離延長組が苦戦しているレースの中でも特異なタイプと考えて評価はした方が良いんじゃないかなと思います。


前走は良馬場でしたが、時計の出やすい傾向にあったので鵜呑みには出来ませんが、やはり東京ダート1400mで1.23.6は破格の時計と言えるんじゃないかなと。



前走、前前走ほど楽はさせてくれないと思いますが、前走は前半4F46.0、後半3Fを37.6とスタートから逃げてのパフォーマンスはさすがに強い内容だったと高評価して良さそうです。



脚質的な所も含めると、正直ダート1000~1200では現在の3歳馬では敵なしくらいの立ち位置だと思うので、スピードを生かした走りで押し切りもあるかなと。


それだけテンからの加速性能ではメンバーの中でも頭1つは抜けてる存在かなと。


こんな感じに上位3頭の評価の中ではここまでの条件や当レースの条件、オッズまで踏まえるとカフェファラオが1番重い印を打ちにくいかなというのが僕の見解ですかね。




オッズ的に4番手に続いてくるであろうタガノビューティーはこの3頭よりも更に評価をしにくいかなとも思っているので、この馬を相手におくのであれば、オッズ妙味のある穴馬を2.3頭入れた方が配当的な可能性は生まれると思っています。


前走は流れた展開を伸びてきてはいましたが、展開的には向いていたにも関わらず、やはり最後の脚色的には鈍っていたようにも見えたので、若干能力的には人気先行に見えてしまうかなと。


今回も伸びてくるとは思いますが、現状のオッズでは見送る方が買い目的には配当とのバランスが良くなるのかなと。


もう1頭挙げるなら、フルフラットはタガノビューティーよりも個人的なファクターでは上に取っているので、そこもオッズなどを踏まえながら決めたいかなと思います。




以上がユニコーンSの重賞ステップになります!



注目レースだと思うので、人気サイドのお話しを中心にさせて頂きました!



ここまでお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました!



今週も皆さんの馬券(買い目)が当たるように祈っております!



Good Luck



さつま