キムラヨウヘイ 小倉大賞典の有力馬診断

※印は[★激走候補~△有力~▽軽視~―無印」を表します

★アールスター 牡6 長岡 56 杉山晴(栗東)
条件戦時代も散々集中力を欠いて勝ち切れない競馬を続けていた履歴の持ち主。
4走前小倉記念では内枠で馬群の中で集中させる形で勝利しましたが、3走前新潟記念では内目枠から内を狙ったもののバイアス不利&周りに馬が居ない状況では力を出せずも止む無しで、2走前アルゼンチン共和国杯でも大箱コースで大外枠競馬というのはこの馬の領域ではありませんでした。
前走中山金杯では内回りコース替わりも前残りペースではあれが限界という5着止まり。
引き続き内回りコースならば、展開一つで一発もあり得る一頭と見ます。

―パンサラッサ 牡4 ○○ 55 矢作(栗東)
―コスモカレンドゥラ 牡5 丹内 54 田中博(美浦)
前走関門橋Sは2段階格上挑戦馬がかっさらった通りの超低レベルレース。
そこで前に離された3着だったコスモカレンドゥラは明確にクラスの壁があり、余程のことがない限りは今後も同クラスでは苦戦必至。
2着パンサラッサも物足りないパフォーマンスでしたが、コノ馬は極度の道悪巧者で現級で強いパフォーマンスをしたのも渋化馬場だったラジオNIKKEI賞とオクトーバーSだけです。良馬場なら重賞級ではやや力不足は否めず。

―テリトーリアル 牡7 石川裕 56.5 西浦(栗東)
本命テリトーリアルは欧州血統馬らしく低速馬場でパフォーマンスを上げてきたタイプで、4走前オクトーバーSは稍重馬場での勝利・3走前福島記念は最終週の時計掛かる馬場での好走でした。
それに対して速い上がりが問われるレースだと2走前中日新聞杯9着や中山金杯6着の通り、直線でキレ負けしているという近況。
まだ時計レベルが低くなっていない今の小倉芝では狙い辛いか。

▽ヒンドゥタイムズ 牡5 ○○ 56 斉藤崇(栗東)
まずは前走チャレンジC後の回顧文を参照↓
『ヒンドゥタイムズは輸送に課題があるのと、馬がまだ出来上がってないせいか速いペースで追走すると良くないという現状。
近2走は共にオープンクラスの平均的な流れに苦しんでの4着止まりで、今回は超スローペースだったので無理なく追走できてシッカリとして末も見せられたという結果。条件戦時代の軽いレースでの派手な内容から人気し続けていますが、以前としてこのクラスの通常のペースのレースへの対応はまだ備わっていないと見るべきで、次走以降もやや人気先行馬と見るべきか。』
・・・
その前走は地元競馬とスローペースでの好走でしたが、そこから輸送競馬+距離短縮ペースとなる今回はパフォーマンスを落とす番になりそう。

―ベステンダンク 牡9 ○○ 57 安達(栗東)
まずは3走前マイラーズC7人2着時の◎見解を参照↓
https://yoso.netkeiba.com/?pid=yoso_detail&id=1146964
・・・
5走前マイラーズCはデムーロリターン&スンナリ先行競馬で一変。
4走前都大路Sも連続スンナリ先行競馬で連続激走。
3走前中京記念では最内枠と距離短縮で前に行けず惨敗。
2走前スワンSでは更なる距離短縮と消極的な北村友一騎手騎乗で、好発も前に行く素振りを一切に見せずに中団競馬となり、直線でも狭い所で周囲に気を遣いながらの走りで決して全力を出せた結果ではありませんでした。
前走マイルCSも最内枠から前に行き切れずの形は本領とは言えませんでしたし、それでも9着ならば能力を認めるべき結果と言えるでしょう。
これまで幾度となく取り上げている様に、ようはスンナリ先行競馬(4角3番手以内)でさえあれば現級8走連続4着内という隠れ実力馬(逆に非先行競馬では11走連続で掲示板外)ですが…先行型多い小回り千八条件ではその形は見込み辛くて。

▽ボッケリーニ 牡5 浜中 57 池江寿(栗東)
前走中日新聞杯後には『コノ馬の器用なレース振りと堅実さは大きな武器。今後も重賞戦線で安定上位の成績を続けられるはず』と記しましたが、その前走下した2着馬シゲルピンクダイヤは次走愛知杯惨敗・3着ヴェロックスは次走日経新春杯惨敗だった通り、相手関係に恵まれた勝利だったのも否めずで。
その勝利によってハンデ2キロ増+人気上昇となり、決して相手関係が楽になるというワケでもない今回は…積極的に買いたい馬にはならない。

△レイホーロマンス 牝8 ○○ 51 橋田(栗東)
2走前万葉ステークス2着後の次走チェック見解を参照↓
『兄スズカデヴィアスを筆頭に、このきょうだいは軒並み涼しい時期にのみ走る傾向ある冬馬傾向(※弟スズカロングについてはだけは夏場良績多いですが、それは全て北海道出走だったという背景も)。
レイホーロマンス自身も17年は12月に一変、18年は12月に一変、19年は翌1月に一変という…生粋の冬馬で同季節に入れば見るからに調子を上げて結果も出し続けるという歴の持ち主です。
今期にしても、春夏は例のごとく不振も、冬場の得意季節到来で順当に調子を上げてきたという前走と今回の連続好走でした。
長距離戦での激走ということで次走も人気はソコソコ止まりとなりそうですが、この季節内は人気を下回ったのは過去1度だけで現在14走連続で人気以上に走っているだけに&現級でも5度の穴激走を記録している生粋の穴ホースでもあるだけに…まだまだ妙味有る冬馬としてマークしたい一頭です。』
・・・
昨年も万葉S10人3着と激走した次走、それがフロック視されて人気は落としながらもパフォーマンスは更に上げて11人3着と連続激走しました。
やはりこの冬場の超安定戦績の割りに人気しない妙味馬という見方はすべきで、牡馬混合重賞でも昨年小倉大賞典4着・一昨年小倉記念4着など好相性コースという点でも押さえる価値はある一頭と見ます。

★ヴァンケドミンゴ 牡5 藤岡佑 56 藤岡健(栗東)
前走中山金杯は中間調教が手緩かったのと、急坂コースと、ポジションを取りに行く形が合わなかったのと…敗因が多数指摘できる情状酌量できる敗戦でした。
それ以前は4連続好走で、3走前は大得意としている福島コースではない京都コースでも好走でした。
1週前にCWで自己ベスト計時など攻め強化+平坦コース替わり+前走の反省を踏まえて溜める競馬がされるはずの今回は一変の可能性も十分に。

本番でパフォーマンスを上げそうなのはどの馬だ?
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