キング「先週のレース回顧」

【菊花賞の回顧】


(予想)
◎:5枠 9番 エタリオウ

[分類式:京都芝三千×前後フラット設定×Mペース×14頭立て以上×内外フラット設定=能力レース]

[適合馬:低速時計での、上がりのかかる勝負に強い、能力上位馬]



(結果)
本命馬の結果:2着

[結果式:京都芝三千×後ろ有利×Sペース×14頭立て以上×内外フラット設定=外差しレース]

[適合馬:低速時計での、上がりの速い勝負に強い、外枠の差し追込馬]




(振り返って)
式も適合馬も読み違えたなと。特にペースは完全に読み違えました。結果的には的中しましたし、そこそこ回収できてますが、過程としては納得できないレースでした。

勝ったフィエールマンは、前走の内容が非凡でしたからね。まともな騎乗なら突き抜けてた末脚でしたし。そこから今回は鞍上強化したことを考えれば、能力的にはこの結果を驚けないかなと。ただ、菊花賞で鬼門の関東馬が結果を出したことは、驚きましたが。過去の歴史をぶっ壊すのは、いつの日もデムルメです。またそのルメールも抜群の騎乗でしたよね。極限まで折り合いに専念し、かつ、最後の仕掛けをギリギリまで遅らせた。瞬発力勝負では、絶対的な信頼をおけるジョッキーです。


惜しくもハナ差で負けた本命のエタリオウですが、あれは勝ってもおかしくない競馬でしたけどね。スローとみるや、道中で徐々に位置取りを押し上げ、早めに仕掛けて出し抜こうとする、ミルコらしい騎乗でした。ただ、馬の勝負根性の差で負けただけでしょう。勝ち味に遅い馬ですが、能力的には間違いないかなと。


近年の菊花賞で勝ち負けした馬は、16年サトノダイヤモンド、15年キタサンブラック、14年サウンズオブアース、13年エピファネイア、12年ゴールドシップ、11年オルフェーヴルなど、その後の古馬王道路線でも勝ち負けを演じている傾向があります。今年勝ち負けを演じたこの2頭のどちらかが、今年の3歳における「最も強い馬」であるのかもしれません。今後に期待です。



1番人気で馬券圏外に沈んだブラストワンピースは、G1じゃ足りない馬かなと感じましたけどね。能力はあると思うのですが、いかんせん運に見放されていそうな馬で、.G2やG3で大勝して、G1で人気を背負って沈む馬になっていきそうな予感がしてます。


大敗したジェネラーレウーノは、全く持ち味を活かせない騎乗で、自滅しました。持続力を活かせる競馬になりそうな際、見直したいです。次走がAJCCあたりなら即巻き返し可能。




(来年以降、役に立ちそうな重賞傾向)
・連対馬12頭のうちの11頭が、前走重賞で3着以内。←今年の連対馬2頭とも該当。

・神戸新聞杯連対組が、6年連続で連対中。←今年も該当馬エタリオウが連対。