キング「重賞展望&先週の回顧」

宝塚記念の傾向

A:荒れた馬場でのロングスパート戦になりがち。

B:8枠が5連覇中。

C:GⅠ連対実績馬が、22年連続で連対中。(GⅠ馬19頭、GⅠ2着馬3頭)

D:2200M重賞連対実績馬が、15年連続で連対中。(2200M重賞勝ち馬12頭、2200M重賞2着馬3頭)


「外枠を引いた、長く脚を使えるCorD該当馬」を狙うのが、宝塚記念の基本。

ただし今年に関しては、かなりの高速状態が続いている。

雨が降らなかった場合、例年とは全く異なる傾向になる可能性も。

先週同様の高速馬場であれば、ヴィブロス(C該当)やゼーヴィント(D該当)など、高速持続戦に強いディープ産駒2頭に注目。

ゼーヴィントはGⅠ初挑戦・初関西輸送と課題はあるものの、右回りの中距離では7戦7連対という実績あり。

またその場合、馬場と展開でかなり利がありそうな大穴サイモンラムセスへの警戒も必要。

逆に雨がしっかり降って時計がかかってくるようであれば、ワーザーやサトノクラウンなど、時計の掛かる馬場でのロンスパ戦に強い馬たちに注目。

特にワーザーは、地元でスイマーと呼ばれるほど、道悪の鬼。

時計の掛かる馬場での中距離なら、日本トップクラスにも全くひけをとらない地力の持ち主。

しかもボウマン騎手が騎乗した際は全て3着以内。コンビ相性も良い。


函館SSの回顧

ラップ:11.8 - 10.4 - 10.9 - 11.3 - 11.3 - 11.9

展開:Sコウセイがおしてハナへ。OムーンとNビーナスが番手に。テン3F33.1のハイペ-ス。


1着馬: 1枠 通過順位1-1  非社台系

2着馬: 5枠 通過順位6-5  非社台系

3着馬: 4枠 通過順位3-3  社台F


レースタイプ予想:位置取りレース

レースタイプ結果:位置取りレース



■各種データの結果
・過去5年のうちの4年で牝馬が連対。
(結果:ナックビーナスの3着が最高。)


■総括

昨年ほどではないにしろ、速い時計が出る馬場。後方から差し込むのは厳しいレースだった。

勝ったセイウンコウセイはハナをとりきれたことが全て。これで逃げた際は7戦7連対。

2着ヒルノデイバローは、調教直結型だなと。追いきりの動きが良いときは素直に評価できるタイプ。

3着ナックビーナスは良馬場の1桁馬番なら本当に堅実も、あと一歩足りないのが玉に瑕。

出遅れたあげく詰まったダイアナヘイローは参考外。夏場が得意な馬なので、次走巻き返しも。

また、タマモブリリアンも夏場に調子を上げてくる様子。次走、OPEN特別程度なら馬券圏内も。

キングハートは3ヶ月以上の休み明けを叩いて変わった実績がある馬なので、次走一変も。

ラインスピリットは得意のOPEN特別で見直したい。