「キングオブＧⅠ」

☆過去６年の秋華賞傾向☆

【ペース（レース上がり）とレースタイプ】
・１７年（重）：差しレース（堅守）
ハイペースで、レース上がり37.0秒の競馬。
１４頭立て以上で、「内枠の差しと、外枠の差し」との決着。


・１６年（良）：内差しレース（堅守）
ややスローペースで、レース上がり34.4秒の競馬。
１４頭立て以上で、「内枠の差し同士」での決着。


・１５年（良）：外差しレース（堅守）
ハイペースで、レース上がり35.3秒の競馬。
１４頭立て以上で、「外枠の差しと、外枠の追込」との決着。


・１４年（良）：内差しレース（堅守）
ハイペースで、レース上がり35.3秒の競馬。
１４頭立て以上で、「内枠の差し同士」での決着。


・１３年（良）：差しレース（堅守）
ミドルペースで、レース上がり35.5秒の競馬。
１４頭立て以上で、「外枠の差しと、内枠の追込」との決着。


・１２年（良）：能力レース（堅守）
超スローペースからのロングスパート戦で、レース上がり35.2秒の競馬。
１４頭立て以上で、「外枠の差しと、内枠の逃げ先行」との決着。



☆共通する傾向
・展開が流れやすく、上がりのかかる競馬になって、差し追い込みが届きやすい傾向がある。


【実績】
☆共通する傾向
Ⅰ：連対馬１２頭のうちの８頭は、前走連対組。(うち７頭が前走トライアル組)
Ⅱ：Ⅰに該当しなかった４頭は、いずれも前走トライアル５着以内で、かつ、ＧⅡ以上での連対実績を保持していた。

※Ⅰに該当する馬が、６年連続で連対中。



【東西】
・連対馬１２頭のうちの１１頭が関西馬。





☆秋華賞の有力馬分析☆

予想オッズで１桁に支持された３頭を分析します。

１人気想定　アーモンドアイ
凄く良い脚を、凄く長く使える差し馬。ペースが流れやすい秋華賞は向くはず。巷で言われるとおり、確かに秋華賞は関東馬にとって鬼門のレースではあるのだが、同じく関東馬に鬼門とされていた桜花賞を勝利しているし、この馬には関係ないのだろう。直行も予定通り。主戦ルメールが話すとおり、トリプルクラウンはもう目前。


２人気想定　ラッキーライラック
ここでも能力上位なのは間違いない。ただこの馬の場合、牝馬らしいキレが売り。しかし秋華賞は、ペースが流れて持続力を問われることが多い。そうなってしまうと、この馬の良さを活かせない可能性がある。また、仕掛けのタイミングがかなりポイントになりそうなだけに、テン乗りは不安点。更にこの馬の直行は、本来ローズＳを使う予定が狂ってのもの。嫌える要素は結構ある。


３人気想定　カンタービレ
かなりの千八巧者。その一方、千八以外では勝ち鞍がないのが現状。また、ＧⅠ実績がなく力量的にここで通用するかどうかも怪しい中、この人気は過剰だと言える。前走のローズＳでは本命に据えたが、今回は割引して考えたいところ。