今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去３年を振り返る対談形式のコラム。
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編；先週はオーシャンSで万馬券6点目始め、重賞は3連複ウィークでしたね。チューリップ賞が4点目、弥生賞が縦目なので5点目と、全レース3連複的中でした。

今；うーん、ズバッと馬単で万馬券当てたいところだったけど、186倍ついたのは良かったかな。今週は馬単で当てないとだよ。

編；前の週は勝負レースで万馬券3点目で当ててますしね。馬連でも良いんで、得意の3点以内で万馬券お願いします。辞典の方がいよいよ大変みたいですから、ではその万馬券的中のオーシャンSから、ささっと回顧して貰いましょう。6番人気のビアンフェは直ぐでした？

今；休み明けで逃げられなかった逃げ馬だからね。他の先行馬はテンが速くないのしかいないし、楽に逃げられるだろう。中山で惨敗したけど、朝日杯の走りから急坂も問題ないし、キズナは揉まれると良くないからね。単騎逃げだとハイペースでも全然、逃げられないときとは違うよ。去勢開けで、状態は心配だったけど、調教時計は普通だったんで、一応大丈夫という判断だよね。

編；結局「去勢明け心配で入れ込み注意」で、かなり入れ込んで12キロ減でした。あれだと同点対抗のカレンモエから入った方が良いですかね？そうすれば馬連も当たりましたが。

今；人気ないから、そのままビアンフェからで良いけど、確かに入れ込みはいつもよりきつかったよね。いつもはパドックだと案外大人しけど、かなり体の内から、テンション上がってたよ。大幅減は去勢開けを考えれば、別に普通だった。逃げ馬ということを考慮すると、もちろん良いことはないけど、致命傷というほどでもない感じだよね。

編；11番人気のコントラチェックも評価してくれたんで、僕は本命のカレンモエからしっかり稼がせて貰って助かりましたよ（笑）。全く僕はノーマークだったんですが、どうして評価したんですか？

今；このメンバーなら前に行く位置取りショックを、掛けようと思えば掛けられるんで、揉まれず残れるかなっていうことだよね。それでも控えるのが怖かったけど、計算以上にさらに前に行っちゃって、余計と言えば余計だったね。入れ込みと言えば、弥生賞のゴールデンシロップもテンション高かったよ。

編；8キロ減ですし、解説してた反動が出ましたか？

今；精神的に参ってる感じだったよ。オッズ面も、当日はタイトルホルダーの人気が落ちてゴールデンは上がったしで、参ったよね。対抗は断然人気で崩れる理由もないダノンキッドに決めてるから、あとはゴールデンかタイトルか本命で悩んでたわけだけど、人気と馬場を考えてゴールデンにしたのが失敗だった。詰めが甘かったね。

編；前日の想定オッズと違って、当日は2頭の差が一気に縮まっちゃいましたね～。

今；前日は3倍近くもオッズに差があって、期待値が全く違ったんだけどね。ドゥラメンテも揉まれ弱いパワー系だから、逃げられなかった逃げ馬は効果抜群だよ。時計が日曜は高速に戻るんじゃないかってのも若干気になってたんだけど、先週は日曜も重い馬場のままだった。前の週の感じだと、もう次の日には超高速馬場もあるかなとも警戒したわけだけど、まだ芝の根付きが悪い感じなのかな。上がりの掛かる前残り馬場をスローで逃げるのがベストの馬だから、楽だったよね。

編；それでは時間がないようなので、早速今週のデータ分析ですね。土曜には2年前に5番人気のフロンティアクイーン本命とか、これまで高配当を当ててる中山牝馬Sもありますが、やっぱり日曜にしましょう。フィリーズレビューも昨年2点目か何か美味しいの当ててますしね。
　昨年のフィリーズレビューは、エルフィンＳ4着後の5番人気エーポスが勝ちました。ただエルフィンＳ凡走馬の登録はないので2着です。2着は阪神ＪＦ5着後の2番人気ヤマカツマーメイドが来ました。阪神ＪＦは、5着と6着の登録があります。

今；それなら阪神ＪＦ4～7着くらいで見てみようか。そうすると、11頭中6頭が3着以内だよ。2走前が1勝クラスだと3頭とも来ていて、ＧⅠからだけに鮮度が高い馬は怖いね。あとの馬はみんな2走前がオープンで、このタイプだと8頭中3頭が3着以内だ。その3頭は、2走前が1勝クラス2頭とOP特別1頭。OP特別の馬は1200mだった。トップクラスの1400m以上鮮度が高い方が有利。あと2走前が重賞でも人気より着順が悪かったか同じの馬は、5頭中3頭が来ていて、トップクラス続きでも頑張りすぎていない、蓄積疲労の少ない馬なら悪くない感じだよ。

編；3着のナイントゥファイブは、1600mの1勝クラス4着後の12番人気でした。

今；それなら1勝クラスの芝で連を外した馬で見てみようか。そうすると、37頭中3頭が3着以内だ。3頭は1200mで10着と1400mで5着と1600mで5着からのステップ。3頭とも、前走3角5番手以内で勝ちに動いた馬だった。あわやの4着だった馬は9番手だったけど、その馬は前走1番人気。前走1番人気だった馬だと、4頭中3頭が4着以内には走っているから、やっぱり人気を裏切って力を出し切ってない馬は、疲労がないだけに怖いね。今回の位置取りは、3角3番手以内が2頭と、4角でも13番手が1頭。確率の低い巻返しステップだけに、いつものように極端な脚質が嵌まるタイプや、大胆な位置取りショックが掛かるタイプの巻返しになりやすいよ。2走前は未勝利2頭と500万1頭。500万の馬は4走前が新馬戦で、3頭ともキャリア5戦以内の馬だった。ある程度鮮度というか、蓄積疲労の少ない馬がベターだ。

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