今井雅宏「重賞ステップ解析」関屋記念

中京記念に続く、サマーマイルシリーズ2戦目。
スタート、直線共に長いが、超高速馬場でペースに関係なく前も残れる。追い込みだと33秒前後のキレが必要。
枠順にも注目だ。

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
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;今週の重賞は久しぶりに一休みでしたね。

;うーん、ヴァイトブリックは入れ込んで発汗して硬くなってたよ。新潟調整が上手くいかなかったのか、3走前までの落ち着きには戻らなかった。現地滞在は賭だから、仕方ないところではあるんだけど。ハヤヤッコは陣営が「馬体は減ってるよ」とか嫌なコメントしてたから、これはやばいと思って66点だったんだけど、何故か増えて来たし、ちょっと状態が読めない馬が多かったレースだったよ。

;それでハヤヤッコは「少し増えていれば」だったんですね。

;案外良馬場だとパワー競馬になるんだよね、最近のレパードSは。最初の頃はもっとレース質が軽かったんだけど。だから、以前より深い馬場の1800m以上で強いような馬が来やすい。しっかり覚えておいて、また来年リベンジだね。あと、小倉記念の本命も増えて来ちゃったし。

;「増えすぎない方が良い」ということでしたよね。

;6キロ増で、実際パドックでもずっこけちゃうくらい、前走より太かったよ。とはいえ、スタートからずっと好位の外々で早めに動いたからね。延長であんな競馬したら、気持ちが切れるんで、どんな状態でも来てないよ。今回のメンバーだと、延長でなくても、どの馬でもあの競馬したら普通に凡走しているけどね。そういう意味では、武豊と予想とが上手く走りのイメージを共有できてなかった。タニノフランケルの馬体重も、量系の逃げ馬の大幅減で危なかったから、唯一上位で馬体重的に買っても良いC系の馬体減りだったノーブルマーズからはかなり買ったけどね。2着に追い込み馬に入られて、結局、ワイドと複勝で儲からなかったよ。本命が勝った邁進特別みたいに、何れにせよ馬体重がピッタリなレースでいつものように勝負しないとだね。

;ところで本の方はどうですか?

;もういよいよリミットなんで大変だよ。校正だけでもかなりの作業になるしね。

;なかなか大変そうなので、今週も単行本の簡易バージョンで、いきましょうか。今週は関屋記念ですね。

;そうだね。ここのところGⅢだから簡易的な解説が中心だけど、本はGⅠとかGⅡだと、もっと詳しい解説と、疲労や鮮度とかのステップ毎の影響度とか、いろんな表もあるんだけどね。ということで、まず概要からだね。

 中京記念に続く、サマーマイルシリーズ2戦目。スタート、直線共に長いが、超高速馬場でペースに関係なく前も残れる。追い込みだと33秒前後のキレが必要。淀みない流れで高速決着になった18年は、ディープ牝馬が3着以内を独占した。

 で、枠と脚質だね。
 外に行くほど期待値高く、外枠は単複共に100円前後。特に勝ちきる馬は外枠が多い。差し馬は内だと潰されやすく、一度下げて上手く嵌まるかしないときつく、中団差しはアドマイヤムーン産駒が来ているくらい。C要素が強くないときつい。揉まれにくい逃げ、先行なら内も走って、単複共に回収率は一番高くなっている。




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