瀬戸駿 特別コラム「NHKマイルC」
こんにちは、瀬戸です。
先週のNHKマイルカップは◎ギルデッドミラーで3着。
枠順を見てあまりペースが上がらなさそうだったので、近走上がり上位馬の中でも
内枠を狙って正解。(馬券は不正解でしたが)
これで天皇賞春のミッキースワローに続いて本命馬が3着。
今週のヴィクトリアマイルではもう一つ上を目指す。
『穴党は道悪に期待!』
先週の東京芝コースは水準より2秒以上速い時計の出る高速馬場。
逃げ・先行有利というほどではないが、追い込み馬は相当速い上がりを使える馬でないと苦戦傾向。
基本的には先行馬か4角9番手以内の差し馬が中心。
今週末は一時雨予報だが、Bコース替わりでもあり少量なら大きな影響はなさそう。
土日通して降り続く場合は当日まで様子見したい。
過去5年、馬券になった15頭中12頭が4番人気以下という大波乱レース。
人気を裏切った12頭の中で掲示板すら外したのは7頭。
その7頭はすべて今走4角6番手以下の差し馬という共通点がある。
さらに馬券になった3頭も4角6番手以下だったが2-2-3着と勝利がない。
先週のNHKマイルも上位人気馬で馬券になったのは逃げたレシステンシアのみだったように、
長い直線で斬れ味を期待される馬は不発に終わる傾向にある。
中でもスプリント色の薄い中距離馬は危険。
しかし、今年は人気になりそうなサウンドキアラ、ラヴズオンリーユー、ダノンファンタジーなどは近走5番手以内の競馬。
そこに現役最強牝馬のアーモンドアイが出走なら波乱の可能性は低いと考える。
もちろん枠順と馬場次第ではあるが、良馬場ならある程度狙いを絞って買いたい。
道悪なら穴党の出番も。
・推定上位人気馬 check!
★アーモンドアイ
・短縮ローテ【1-0-1-0】
前走の有馬記念は小回りの2500mという明らかに不向きな条件で9着。
今回は東京1600mという圧倒的に向いている舞台設定。
上がり、持続力ともに抜けており、今回の死角は有馬記念以来、かつドバイ帰りという点のみ。
個人的に有馬記念のように不利な条件を走るより、万全ではなくとも向いている条件を走る方が『楽』であると思う。
包まれる可能性がある内枠より、外枠を引いてスムーズに走れば、G1最多記録の7勝は確実か。
★サウンドキアラ
・同距離ローテ【3-3-4-1】
昨年の当レースは条件馬の身ながら大外を回して7着と素質の片鱗を見せていた。
重賞3連勝の内容は、当時と比べてペースの経験値、上がりともに数段上。
ただ、いずれのレースも展開や馬場などに恵まれた面があり、それほど価値が高いとは思えない。
立ち回りが上手いので大崩れはしないが、人気ほど信頼感はない。
機動力を生かせる内枠が合う。
★ラヴズオンリーユー
・短縮ローテ【1-0-1-0】
キャリア5戦としては上がり、持続力ともに上位。
課題はエリザベス女王杯以来の実戦と久しぶりのマイル戦。
全兄達は距離短縮ローテでマイル戦に限ると勝利がなく、マイルもこなせる中距離馬という印象。
この馬も脚長で似たタイプなので、久しぶりマイルは減点だろう。
ポテンシャルの高さだけで買うほどの妙味はない。
★プリモシーン
・同距離ローテ【4-2-1-3】
昨年の2着馬で適性は言うまでもなく、条件替わりはプラス。
前走のダービー卿5着は先行、内有利の馬場で外を回したとはいえ、伸び切れなかったあたりがポテンシャルの限界。
力差はないが決め手もないので、内枠でロスなく運ぶなど追い風がほしい。
その点、レーンは魅力で乗り方ひとつだろう。
★ノームコア
・延長ローテ【0-0-2-1】
前走の高松宮記念は不向きな条件で参考外だが、1200mで追走に苦労しなかったあたりスピードは見せた。
距離延長は歓迎で上がり、持続力ともに上位なのでパフォーマンス上昇は確実。
最近は折り合いに苦労しないが、延長ローテなら内枠が望ましい。
休み明けをひと叩きされ絞れてくれば今年もチャンスは十分。
穴ビーチサンバ
・同距離ローテ【0-2-1-1】
前走は直線で前の馬がフラついて追い出しが遅れ不完全燃焼。
クロフネ産駒らしくスピード持続性が強み。
テンのダッシュ力がないので、外枠を引いて前付けなら例年の穴パターン。
道悪も苦にしないタイプ。
予想は通常レース前日の夜以降にご覧いただけます。