キムラヨウヘイ 秋華賞の有力馬診断

▽コントラチェック牝3ルメール55藤沢和(美浦)
―シェーングランツ牝3武豊55藤沢和(美浦)
https://twitter.com/jou_syou/status/1181526542167314432

ゆとり教育主義の藤沢和雄厩舎調教馬は、先週毎日王冠ランフォザローゼスも良替わりで息を吹き返しましたし、あとはレイデオロの京都記念3着・サトノアレスの函館記念6着&富士S6着・バウンスシャッセ・スーパームーン・ルルーシュなどなど重不良でパフォ急降下→次走良戻りで即一変する馬が非常に多い。

シェーングランツは道悪未経験ですが、同厩舎の姉ソウルスターリングは連対歴は全て良馬場で、渋化馬場では3戦全て人気以下。

コントラチェックも3勝は全て良馬場で、渋化馬場では2戦して1人気を裏切る2着3着。
同厩舎の姉兄のバウンスシャッセも道悪では3戦3大敗、ムーンクエイクも良馬場8戦6勝に対して道悪7戦0勝など…厩舎と血統的に馬場悪化に耐えられない傾向を示しています。


▽ダノンファンタジー牝3川田55中内田(栗東)
中内田厩舎は“早期戦”と“前哨戦”と“鉄砲戦”に強い特徴があって、前走ローズSはそのほぼ全てに該当する局面での人気通りの勝利。
当時は最終的には“早期戦”ではないという点で◎印は打ちませんでしたが、やはり2歳当初の圧倒的な存在からしたら3歳春→3歳秋へと時間が経過する毎に個体としての優位性は失われている頃合いなのではないかと見られます。
実際に着差としては辛勝程度で、その上で“叩き2戦目”“本番レース”での上がり目もそこまで見込み辛い厩舎特徴&騎手特徴も踏まえれば…今回は決して安泰とは言えないでしょう。


△クロノジェネシス牝3北村友55斉藤崇(栗東)
2走前桜花賞は内枠でゴチャ付いて直線でもブロックされて追い出し遅れた分だけの3着で、それらに対して完璧に捌いてきたシゲルピンクダイヤが紙一重の2着好走だった。
4走前阪神JFも完璧な騎乗をされたダノンファンタジーとは鞍上の差だけの2着だった。
ここまでの実績にはケチの付け所はありませんが、この中間の遅れ調教連発はどうしたものか…。


▽シゲルピンクダイヤ牝3和田竜55渡辺(栗東)
ダイワメジャー牝駒のチューリップ賞~桜花賞健闘馬と言えばソルヴェイグ・レーヌミノル・ミスパンテール・アマルフィコースト・メジャーエンブレムが挙げられますが、どれも3歳秋以降でも距離マイル以下でしか結果を残せていません。
ダイワメジャー牝駒の活躍馬は早熟性とマイラー以下適性ある馬が多数を占めるワケで、ダイワメジャー牝駒にとってはローズSが時期的にも距離的にも大きな分岐点となるレースで、正にそこで壁にぶち当たったと見られるコノ馬は引き続き同路線では苦戦必至。


▽ビーチサンバ牝3福永55友道(栗東)
これまで前傾ラップ戦では2着3着15着、後傾ラップ戦では1着2着2着。
クロフネ牝駒は前哨戦で強く本番で弱い傾向あり、これまでもヌルいレースで好結果を出すも、厳しい本番レースでは底力不足露呈という過去…今回秋華賞も後者の懸念が。


★エスポワール牝3シュタル55角居(栗東)
近年の秋華賞で非上位人気で好走した馬の殆どは、春時点ではG1出走圏外から夏競馬期間に複数好走して秋華賞まで辿り着いた馬です。
本年も桜花賞組・オークス組それぞれに怪しさを抱える馬が少なからずなので、そういう背景馬の一撃が起こり得る一戦と見ます。
それが最も考えられるのは前走2勝クラスで圧巻パフォを見せたコノ馬…ただし当時は必要以上に着差が付きやすい馬場で過剰人気必至な点ではどうかですが、現時点ではその辺りの馬から◎馬を指名する予定です。


▽カレンブーケドール牝3津村55国枝(美浦)
2走前オークスでは速いペースを好位で競馬して、直線では距離ロスあるところから早めの追い出しで桜花賞上位勢を完封…離れた所からやってきたラヴズオンリーユーと併せ馬になってからはファイトバックして0.0秒差の入線…コチラの方が強い競馬・強い馬だったと見ます。その時点ではコノ馬こそが現3歳世代牝馬トップ馬との評価をしていましたが、但し以下の背景から今期(今後)はその強さを見せるのは難しいのではないかというのが結論。

https://twitter.com/jou_syou/status/1181100615574835202
国枝厩舎は通常ならばWコース仕上げで、坂路仕上げ時は主にワケ有り時。
18年以降に坂路仕上げで重賞3勝していますが、その内訳は後日談で回避覚悟の状態だったと明かされているアーモンドアイの秋華賞と、その後に屈腱炎引退したミッキーグローリーで、全て1番人気での好走にしか過ぎません。

(状況証拠からの推察ですが)カレンブーケドールもそのアーモンドアイと同じく、交突(前脚と後脚がぶつかる)するようになり蹄不安を発症。それにより今期は坂路でしか仕上げられないワケ有り状態で、現に紫苑Sでは大幅パフォ劣化を起こした格好。秋華賞でもオークスのパフォを取り戻すよりは、紫苑Sの再現の方の可能性が高いです。


―パッシングスルー牝3戸崎55黒岩(美浦)
―フェアリーポルカ牝3三浦55西村(栗東)
重賞昇格後の紫苑Sはレベル向上して秋華賞にも繋がるレースとなりつつあったが、本年紫苑Sはそれに到底満たないレースだったと見る。
オークス2着カレンブーケドールを物差しにすれば、それと互角に争ったこの2頭もG1でもという計算も成り立つが、その肝心なカレンブーケドールは上記のワケ有り参戦により到底本領発揮できていなかった中での平凡パフォーマンスだったというのが真相だろう。
パッシングスルーは内有利馬場での大外枠競馬のロス・フェアリーポルカは休み明け初戦での仕上がり途上の面のプラスアヅファは備えているとはいえども、その紫苑Sの平凡パフォの限りでは一線級に対してはまだ力不足と見る。


―シャドウディーヴァ牝3松山55斎藤誠(美浦)
これまで左回りでは6戦5好走に対して、右回りでは2戦0好走。
前者の唯一の凡走はオークス6着で、やはり左回りならば確実に走るという見方ができる。
右回りの4走前フラワーCも前走ローズSも内にモタれて追い辛そうで、その右回り小回り条件での躍進は期待薄と言わざるを得ない。


―シングフォーユー牝3藤岡佑55牧(美浦)
3走前スイートピーSではカレンブーケドールと0.0秒差の好走は悪くないパフォーマンス。
ただしその次走の前々走織姫賞で稍重馬場を苦にして1人気6着と人気を裏切っている通り、渋化馬場は不向きで。。


―ブランノワール牝3浜中55須貝尚(栗東)
これまで外回りコースでは5戦4連対、内回りコースでは2戦0連対。
コーナリングにやや難がある大トビ不器用タイプで、本領発揮は広いコースで伸び伸びと走れた時…外回りコースでも唯一凡走したのは内で窮屈な競馬になったチューリップ賞6着。
内回りコース且つ多頭数戦ではどうだろうか。


―メイショウショウブ牝3池添55池添兼(栗東)
ダイワメジャー牝駒のチューリップ賞~桜花賞健闘馬と言えばソルヴェイグ・レーヌミノル・ミスパンテール・アマルフィコースト・メジャーエンブレムが挙げられますが、どれも3歳秋以降でも距離マイル以下でしか結果を残せていません。
ダイワメジャー牝駒の活躍馬は早熟性とマイラー以下適性ある馬が多数を占めるワケで、ダイワメジャー牝駒にとってはローズSが時期的にも距離的にも大きな分岐点となるレースで、正にそこで壁にぶち当たったと見られるコノ馬は引き続き同路線では苦戦必至。


―レッドアネモス牝3藤岡康55友道(栗東)
怖がりな面がある馬で、これまでの好走歴は少頭数立てで前で揉まれ少ない局面ばかりで、多頭数戦では阪神JFとフィリーズレビューと気難しさを見せて惨敗を喫しています。
3走前2走前は広いコースでのスンナリ先行競馬での連続健闘でしたが、大敗を喫した前走ラジオNIKKEI賞と同じくの小回りコース&多頭数戦&同型多数のココは苦戦必至。

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