キング「重賞展望&先週の回顧」

福島牝馬Sの結果からVMで最も期待できるのは?
天皇賞春のテーマはとにかくシンプル。○○○>>>>>>>>>その他

福島牝馬Sの回顧

ラップ:12.4 - 11.2 - 11.5 - 12.1 - 11.8 - 11.7 - 12.2 - 11.7 - 12.2

展開:淀みのない流れでカワキタエンカが逃げた。


1着馬: 6枠 通過順位9-9-9-9  社台F

2着馬: 4枠 通過順位1-1-1-1  非社台系

3着馬: 8枠 通過順位8-6-6-2  非社台系

レースタイプ予想:地力レース

レースタイプ結果:地力レース


■各種データの結果

☆穴馬データ
・6番人気以下で馬券に絡んだ9頭は、
A(7頭):4角2番手以内を通過
B(2頭):コーナー4回の中距離重賞での連対実績を保持していた馬
のどちらかに該当。
※結果:どちらにも該当しない7人気キンショーユキヒメが勝ちきる。

☆人気馬データ
・前走中山牝馬S3着以内×今回3番人気以内
= 3- 2- 2- 3/10 30.0% 50.0% 70.0% 136 129
※結果:該当馬のカワキタは連対するも、レイホーは凡走。


■総括

これでカワキタは千八戦6戦6連対。VM後、クイーンSに出走してくれば、ほぼ軸で良いはず。

デンコウアンジュは叩き2戦目で確実に良化。

阪神牝馬→福島牝馬→VMのローテは昨年と全く同じ。また、叩き2戦の結果も大方同じ。

次走、得意の東京マイルで、馬場と枠次第では頭まで期待出来る可能性も。

レイホーロマンスは4角で挟まれたのが痛かった。次走がマーメイドSなら、巻き返しは必至。

天皇賞春の展望

天皇賞春のテーマはとにかくシンプル。

ゴールドシップの大捲りがあった15年を除けば、「高速馬場での内先行レース」になりやすいレース。

また、父系にトニービンを保持・内包する馬が毎年のように好走するレースでもあります。(近年は特にハーツクライ産駒)

今年はメンバーレベルが例年よりも低いだけに、枠と展開次第では典型的な位置取りレースになる可能性も。

基本的には、

内枠を最大限に活かしそうな人馬≧トニービン保持・内包馬>>>>>>>>>その他

というシンプルな序列で予想したいところ。

注目しているのは「GⅠの鬼デムーロ×絶好調の藤原厩舎」コンビのトーセンバジル。

あまり人気しなさそうですが、内枠を引けば一発あるのかなと。

京都大賞典のレースを確認する限り、高速馬場適性と自在性がありますし、叩き良化型のようにも思います。

内枠を引ければ、位置取りレースが大得意なミルコが巧く立ち回ってくるでしょうし、激走の可能性大。想定オッズを確認する限り、あまり人気もしなさそうです。

あとこれは余談になるのですが、広いコースの高速馬場に強かったトーセンホマレボシやトーセンジョーダンが近親にいるのも、結構心強いのかなと。


もちろん、春天適性の高いシュヴァルグランやカレンミロティックなども、内枠を引ければ上位争いで。