今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去３年を振り返る対談形式のコラム。
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◆馬券の買い方について
今井雅宏の予想には買い目の掲載がないため、
競馬予想GPでは今井雅宏推奨の馬券の買い方（馬連6点、馬単6点、3連複6点、3連単21点）に則って的中判定、回収率の計算を行っており、
それに基づいた的中を的中情報として取り上げています。

編；先週は土曜の勝負レース中京スポーツ杯で万馬券3点目的中がありました。他にも土曜は中京2Ｒで3連単233倍的中とか、3連系の的中が多かったですね。

今；また土曜だったのがなんともだけど、勝負レースで169倍が理想としている3点目以内で当たったのは良かったね。あのレースは対抗がマイナス8キロの402キロで4歳にして過去最低馬体重を8キロも更新しての休み明けだから、ほぼ100％来ないし。

編；あの馬を除けば実質1点目での169倍的中になりますよね。しかもレースのポイントで「増えて欲しい」の馬が8キロ減ではアウトですかね。やっぱり馬体重と馬場に注意して馬券を絞ると破壊的ですよね～。

今；あとは当日の人気との比だよ。人気薄なら買っても良いけど、ダノンミカエルは当日想定オッズより人気になっての2番人気だからね。馬体重というのは、Ｍ的に危ない馬体重なら8割以上来ないのもそうだけど、それ以上に危ない馬体重になってもオッズにほとんど影響しないのが、馬券的には極めて重要なんだ。
他の要素はオッズにかなり織り込まれるけど、馬体重はオッズに影響しにくい。あの馬なら8キロ減の時点で甘く見積もっても10倍は来る確率が落ちるから、想定オッズの10倍、つまり単勝50倍で始めて押さえるかどうか？ということになるからね。
実際はあのタイミングで8キロ減はＭの馬体重理論的には99％来ないから、馬体重発表後は単勝500倍にならないと期待値的に駄目なんだけど、結局馬体重発表後も全く人気は落ちなかったから。これほど美味しい話はないわけだよ。

編；当日の馬体重と馬場、オッズで上位評価馬の中で絞って買うのが、何より大事ですよね。

今；勝ち馬と同点だったラヴケリーも突如12キロ減で6歳馬が本格化前の2年目の連対時馬体重まで減ったんでかなり危ないから、残った3連複は馬体重的にあの万馬券と1番人気だったイグザルトとの組み合わせしか残らなかったよ。イグザルトは当日2.2倍の断然人気になったんで期待値低いから、余計にあの3連複は勝負になる。
それにしても、ここのところ週末は天候が崩れて芝の馬場読みが難しいから、雨が多少降っても予報に近い降雨ならバイアスが比較的安定しているダートの方が、今回みたいに3点目以内での万馬券は当てやすくなるよ。雨上がりの芝は乾き具合で両極端に振れるんで、馬場にヤマを張ってそれが当たらないことにはその時点でアウトだから。

編；そういえば土曜に当たった3連複の4レースは全てダートでしたね。

今；この時期にこれだけ週末が崩れるパターンも少ないけど、今年は暖冬だったから。暖冬だと嵐が多くなるし、特に早春の頃は雨とか雪が降りやすくなるんだよね。
中山の芝なんかは、先週は外差しだったけど、今週はまた内が伸びて、外枠で特にペースが落ちると中途半端に外回るとアウトで、前半はじっくり矯めてから追い出していかないと駄目な馬場に変わったし。

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編；重賞ですが金鯱賞はハイペースになっちゃいました。

今；Ｓ君はバッチリだったけどね（笑）。日曜の中京は例年と違ってかなりの差し馬場になったから、途中からあの流れを強引に逃げたらどんな馬でも残れないよ。あの馬場のハイペースでスタート置かれたら、外枠だし差しに回るしかないわけだけど、その辺は乗り替わりだったし仕方ないのかな。
Ｆレビューはかなり入れ込んで、掛かっちゃったけど。

編；「入れ込み注意」で、相当入れ込んでましたね。

今；テンション上がりやすい馬の休み明けは、落ち着いているかどうかが大きな勝負になるんだよね。ロゴタイプもテンション上がりやすいから、そこが勝負だったんで注意を書いておいたわけだけど、ただ入れ込みを恐れて2着馬から予想しても、差して安定してきた勝ち馬が逃げの位置取りショックを掛けてくるのが読めなかったんで諦めもつくかな。
今週は芝も馬を絞りやすいように、馬場が安定してくれると良いよね。

編；ではデータ分析です。阪神大賞典の方は、前哨戦で近年京都が使われなかったのでデータ分析的にはスプリングＳの方が良いですかね？

今；2，3歳戦の方が、データで追い詰めていく醍醐味もあるしだよね。

編；それでは昨年ですが、東京1800mの1勝クラス勝ちのベラジオオベラが勝ちましたよ。

今；それならたまには勝ち馬だけで見てみようか。1800mの1勝クラス勝ち馬は、25頭中3頭が3着以内になるよ。来たのは前走2番人気以内の馬で、このタイプだと11頭中4頭が4着以内になる。3番人気だった馬も今回4着に好走していて、何れにしても激走でなく疲れの少ない馬がベターかな。
来た3頭は、前走3角2，5，10番手と様々。ただ5番手以降だった馬は9頭中2頭が来てて、やや率が上がる。そのタイプで今回3角8番手以内になった馬だと5頭中2頭が3着以内。ある程度ついて行けるタイプの差し馬は怖いね。逆に前走2番手で来た馬は、今回7番手と後ろに回る位置取りショックだった。他に前走2番手で4着に好走した馬もいたけど、その馬は今回逃げた。位置取りショック馬にも注意ということだよね。
2走前は、1600mの1勝クラス2頭と1800mの新馬1頭。2走前が新馬の馬は2頭中1頭が来ていて、鮮度の高い馬は怖い。2走前が芝1600m以下だった馬も5頭中2頭が来ていて、単調になりやすい1800mの1勝クラスからだけに、活性化されている馬も怖いね。2走前が1勝クラスで来た馬は、3走前が未勝利。3走前が未勝利だった馬も8頭中3頭が4着以内で、やっぱり鮮度の高い馬は注意になるよ。

編；2着ホウオウビスケッツは2000mの1勝クラスですが、このタイプはいません。3着は1600mの1勝クラス1着だったメタルスピードが来ました。

今；芝1600mの1勝クラス勝ち馬は、19頭中8頭が3着以内だよ。来た馬の前走は、3角2～10番手と様々。前に行っていた馬もよく来てるけど、3角8番手以降の馬は4頭中3頭が来ているから、より注意したい。
3走前まで遡ると新馬～OP特別と様々だけど、新馬～1勝クラスまでの馬だと13頭中7頭が来ているから、鮮度の高い馬にはもちろん注意。
ただOP特別だった馬が今回10番人気で勝っているんで、オープンだった馬でも怖いけどね。あと2走前に2000mを走っている馬は2頭とも来ていて、体力的にタフな経験をしている馬も、延長だけに注意したい。

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土曜の「厳選！勝負レース」に21年、日曜の「厳選！勝負レース」内に20年分が掲載されます。
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◎馬券の買い方について
馬連 (1)1位-2位 (2)1位-3位 (3)1位-4位 (4)1位-5位 (5)1位-6位 (6)2位-3位
馬単 (1)1位-2位 (2)1位-3位 (3)1位-4位 (4)1位-5位 (5)1位-6位 (6)2位-3位
3連複順番
(1)1位-2位-3位 (2)1位-2位-4位 (3)1位-3位-4位 (4)1位-2位-5位 (5)2位-3位-4位 (6)1位-2位-6位
3連単順番
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買い目の順番｡同点の場合は当日人気がない方が上位評価になる｡
上位組み合わせから購入金額を徐々に落として買うか､それが大変な場合は点数を絞って買った方が良いが､高配当や馬体重､馬場が想定と合っている組み合わせは押さえておきたい｡
3連単に関しては人気サイドに有利な馬券なので､人気馬が上位に入っているときは点数を広げて買っても良い｡