今井雅宏「重賞ステップ解析」スワンS
今週は月曜に行われるスワンSを解析!
昨年はセントウルS5着だったトラヴェスーラが13番人気3着と激走。巻き返しステップだけに着順の悪かった馬も侮れない??
重賞ステップ解析とは
今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日に公開!
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編;今週は土曜も重賞があって3重賞ですよ。その土曜のサウジアラビアRCは昨年本命のアルテヴェローチェが勝って馬単31倍的中と、GⅢになってから7年で何かしら的中してますし、今年も期待してます!
今;昨年はアルレッキーノが単勝1倍台の人気だったんだっけ。何れにしても天気予報を選べない2競馬場だから、分かりやすい予報になって欲しいけど、台風はどうなんだろう。
編;先週も開幕に加えて、よく分からない予報で大変でしたもんね~。
今;日曜の京都は結構降る予報だったけど、ほとんど降らず真逆の超高速馬場だから参ったよ。ディープモンスターも予報通りの雨量なら凡走してるけど、ほとんど降らずに高速良ならちょうど良いステップなんで困る。
編;道悪でなければ相性の良い新潟記念組ですもんね。
今;予想ではなく、当日の雨量を当てるゲームになっちゃったよね。ダービー以来の2400mでカテゴリーストレスの薄いディープインパクトの延長だから有利だけど、延長の重で荒れた内枠では逆に厳しいタイプになる。結局、内から乾く高速馬場で内が有利になったんで、ピッタリの条件に嵌まって勝てたわけだけど。
編;アドマイヤテラは、逆に内から乾く馬場で外々回って厳しかったですかね?菊花賞、目黒記念と今井さんが本命にしてきた思い入れのある馬ですし、悔しかったですが。
今;道中内を回った馬以外は用なしの、内から乾くタイプの高速馬場になったんで、あの競馬では物理的にアウトになる。ただ、2キロ増でも春より少し細くなってたのもあったよ。それで余計に極端な内伸び馬場で外を回したぶん、体力的に厳しくなった。
先週も話したように、ああいう外差しの利かないレース質でなし崩しに外から脚を使う競馬は、一番厳しいからね。あの馬場で外から差す場合は、前半じっとしてないと。まぁそれでもあのバイアスで道中外だと厳しいけどね。
編;そもそも内枠ひいたのに、わざわざ外に出すこともないですもんね。枠なりに普通に競馬してくれれば良かったわけですし。
今;枠と違う競馬を敢えてやられると計算外で困るけど、何れにしても今回の出走馬だと、どの馬もああ乗ったら惨敗してる極端なバイアスで諦めるしかないかな。
編;内から乾く内伸びの高速バイアスでも4,5着馬は踏ん張れるわけですもんね。それにしても、あまり降らないどころか内から乾いていく馬場とは、予報では見当もつかないパターンでショックでした。
それと毎日王冠の方は、完全に行った行ったでしたよね。ジェイパームスも差し馬では2番目に伸びて来ましたが、休み明けで増えなかったのが痛かったですか?69点のディマイザキッドも差し馬では最先着の4着でしたが。
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今;日曜は差し馬場になると思ってたけどね。まぁジェイパームスも10番人気と超人気薄なんで、増えなくても当初より金額を抑える程度で勝負した方が良いよ。当日の馬体重と人気的にはディマイザキッドの期待値が一番高くはなったけど。
編;他に日曜の勝負レースは、tvh賞も9番人気の人気薄が本命で、こちらは激走して複勝でも6倍つきました。ただ相手がまたとんでもない人気薄でしたよね~。
今;勝負レースに選ぶレースは、本命が良いか、人気馬が危ないときで、これはその両方だったけど。
編;そういうときは人気馬が消えると、どこまでも荒れちゃうわけですよね。
今;本命は指定通りにそのまま枠なりに外を回してくれれば良かったけど、馬群に突っ込もうとして切り返したぶんだった。この場合の馬体増は、凡走続きのカテゴリーストレスのない馬で連対時の馬体重に戻った形だから一応対応は出来るけど。今回みたいにハイペースの消耗戦ならだけどね。
編;ところで、惨敗続きでどうして勝負レースで本命でした?
今;モーリスは気持ちがキレてるときはスムーズな形が向くんで、外目の枠で矯める位置取りショックが合うよ。精神コントロールしやすくなるからね。
編;あと東京1Rも本命が複勝で5倍もつきましたが、どうも本命が激走すると組み合わせが悪かった週でしたよね~。これはこの間も解説してもらった、モズアスコットの「芝からダート」でした?
今;そうだったね。モズアスコットは鮮度時にはダートも頑張るから。揉まれると少し怪しいけど。パドックと血統から、スムーズに走ればフレッシュ時の芝からダートは確実に脚を使う馬という判断になる。
編;やっぱりこのショックの読みは毎度凄いですよね。
今;ただとにかく今週はきっちり天気を読んで、ズバッといかないと。
編;ところで、辞典はどうなってますか?
今;うーん、なかなか時間がなくて大変だよね。今回は主要種牡馬を1頭4ページで、牡牝だけでなく、育成も少し見ていこうと思うよ。
編;それはまた楽しみにしてます!では忙しそうですし、早速データ分析にいきましょうか。条件変更のないスワンSを見ていこうと思います。
まず昨年ですが、キーンランドC7着後の5番人気ダノンマッキンリーが勝ちました。ただこのステップはいません。2着も登録のない毎日王冠からのオフトレイルだったので3着ですが、セントウルS5着後の13番人気トゥラヴェスーラが激走しました。
今;昨年は中京開催だったんで微妙だけど、セントウルSで連を外した馬で見ていこうか。そうすると13頭中3頭が3着以内。阪神開催だと8頭中2頭が3着以内。来たのは、前走3角12~14番手。巻返しステップだけに極端な脚質が嵌まらなかった馬は注意。今回は、3角5~14番手だった。2走前は、重賞で12,13着と出走取消馬。つまり全くカテゴリーストレスのなかった馬になる。
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