今井雅宏「重賞ステップ解析」フェブラリーS

今週は昨年12万馬券を的中させたダイヤモンドSを含む盛りだくさんの4重賞!
コラムではフェブラリーSのステップを解析!
東京大賞典からは、中央への短縮でも置かれすぎずに位置を取れる、いわゆる「逆ショッカー」的な馬が馬券内に来ている!


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重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
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◆馬券の買い方について
今井雅宏の予想には買い目の掲載がないため、
競馬予想GPでは今井雅宏推奨の馬券の買い方(馬連6点、馬単6点、3連複6点、3連単21点)に則って的中判定、回収率の計算を行っており、
それに基づいた的中を的中情報として取り上げています。

 

;今週は土曜に昨年万馬券を1点目でズバッと当てて、3連単12万馬券も当てたダイヤモンドSがありますよ。日曜は今年初めてのGⅠですし楽しみにしています。

;土曜はいろいろと本命が来たけど日曜がいまいちだったね。体調もようやく戻ってきたし今週は日曜まで集中力を持続しておかないと。

;何だかんだで重賞は3レースとも的中でした。日曜の2つは縦目的中でしたが。

;日曜は2レースとも本命が怪しい馬体重だったから、結果的に縦目的中になっちゃう可能性は高くなるよね。

;ですよね。まずデリー杯ですが、本命はクイーンズウィークで馬単4点目的中でした。

;これは馬体重的に2番人気のサフィラがアウトのレースだから、当日はかなりの勝負レースになったね。

;サフィラを消せれば3点目以内で当てられますもんね。

;最も懸念された週中の雪の影響で東京新聞杯みたいな極端な「前、内」の馬場になる可能性もそれまでのレースの結果からなくなったし、本命も問題ない馬体重だったしだよね。やっぱり馬体重、馬場が指定通りで、それでいて今回みたいに他の人気馬が危ないレースは俄然勝負レースになる。2着のルメールの馬体重も良かったしね。

;サフィラはレースのポイントで、「馬体減りない方が良い」という解説でしたが、どうして事前に分かるのですか?

;早い時期に牡馬のハーツクライに無理にマイルを使わせたんで心身が硬くなるリスクがそれなりに高かったんだ。
だけど得意の内枠替わりで今回は間隔も開けてリフレッシュしていたからね。心身の硬直化が起きなければ、勝てるかどうかは微妙だけどほぼ3着以内なら約束されている。だけど硬くなればC系の相手弱化だし惨敗するよね。どっちに転ぶかは表面的な調教だけでは分かりにくいんだ。こういう馬は内面が大切だからね。
だから4キロ減くらいから危なくなって、6キロ減だと来る確率は本来の半分以下くらいに落ちる。10キロ減だと、心身的にもうキレちゃってるからほぼ間違いなく惨敗する。ということで、解説を入れておいたんだ。

;他の4頭はレースのポイントで馬体重に言及なかったですね。

;他はそこまで今回馬体重が重要なファクターではないからね。まぁ多少は影響するんで指定されたベクトルに合っている馬体重に越したことはないけど、余程極端でなければ特に気にすることもないんで、解説は入れなかった。全馬、どういう感じの馬体重+パドックなら危ないかというのは一応あるけど、いちいち書いてたら予想する時間なくなっちゃうから(笑)、ポイントの馬だけしか警告は書いてないよ。
この時期のハーツクライは特に精神的に難しさがあるからね。ルージュスエルテにしても、今回馬体増で一気に最後方の位置取りショックを上手く仕掛けたから3着だったけど、馬体減りで先行したら凡走してたよ。こういう時期は「間隔開けての馬体増で位置取りショック」は精神的に落ち着かせるのに向くから。それが例えば共同通信杯のエコロの前走とかだよね。だから今回のエコロは危険性が高くなる。

;本命のクイーンズウィークは完勝でしたね。

;外も伸びる馬場の短縮でキズナ牝馬にはちょうど良い状況だったよね。4キロ減も前走増えていたし、カテゴリー鮮度がある510キロ超の大型馬だから特別問題ない。入れ込んでたら危ないけど、それもなかったしね。お兄さんのグレナディアガーズが、牝馬になって少ししぶとさも加わったという感じのタイプかな。基本はパワーのある量系だけどね。

 

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;京都記念の本命は、「大幅増はない方が良い」という解説で10キロ増ではアウトでしたかね?結局、縦目での的中でした。

;パドックも明らかにこれまでよりも太いし、硬かったよ。

;これはどうして、そういう解説だったのですか?休み明けなら増えていても良さそうですが。

;C要素が強い馬で、解説したように中間が少し軽いんだよね。だから休み明けでも集中力が一気にキレちゃう可能性もある。キレなければ前日が高速上がりの差し馬場だったからちょうど良くてリフレッシュ効果もあって連対するけどね。大幅増があると心身両面でかなり楽をさせたということだから、逆に惨敗する可能性が高まることになる。

;同じC要素がある馬でもサフィラは「馬体減り注意」で、こっちは「馬体増注意」という解説になったのはどうしてですか?

;サフィラはまだ3歳だし、パワー型だから余計に減るのはマイナス。ルージュは切れ味型の差し馬だし、集中して走るタイプでカテゴリー鮮度は低いから、休み明けでも大幅増だと危なくなるってことだよ。4キロ増くらいから危なくなって、6キロ増で来る確率は半分くらいに落ちて、10キロだとかなりの確率で惨敗しちゃうよ。
逆にブラタリア、ベラジオオベラは理想的な馬体重だから、縦目でこの場合は勝負した方が良いかな。結局、最大の懸念材料だった上がり勝負にならないで消耗戦になったから、増えたブラタリアが勝ったということだった。

;共同通信杯はベラジボンドが本命でしたが、これは「大幅増減注意」で6キロ減でしたね。

;まぁ6キロ減だと来る場合もあるから、5番人気と人気薄だし、このレースはそのまま買っても良いんじゃないかな。ただ危ない馬体重には変わらないから、ジャスティンは問題ない馬体重でこっちも単勝6倍台も付くんで、ベラジがああいう馬体重だと期待値的にジャスティンのアタマの馬券は、この馬体重、馬場なら単勝爆弾的にしっかり押さえておかないと駄目だよ。

;ベラジボンドは、何故大幅増減注意だったのですか?

;初輸送で、この馬もC系で精神コントロール面が難しいところがあるんだよね。まぁ中長距離のロードカナロアは元々そうだけど。ベラジオオベラにしても今回増えて出て来たらかなりの確率で凡走してたよ。
ボンドの今回は間隔開けた3歳馬で6キロ減は危ない。入れ込みというほどではないけど、前走よりはかなりテンションも上がってたから、実際輸送でテンパっちゃったんだろう。それで出遅れて無理に前半前に行ってと無理な競馬をしたぶん、集中力がキレた。あれ普通の馬体重ならそもそも出遅れる可能性が低くなるんで、レースもスムーズだったろうしね。

;事前にどうなったら危ない馬体重になるかというのが、僕にはいまいち分からないのですがどうやって分かるわけですか?

;基本的に、臨戦過程、そのときのタイプを含めたバイオリズム、輸送から総合的に馬体重が結果に影響する度合いは決まってくるよね。だからそういう馬には解説を付けることが多いわけだよ。馬体重通りにならないことも2割くらいはあるんで、人気薄なら買った方が良いけどね。
ただ今回のサフィラの10キロ減とかルージュエヴァイユの10キロ増とかはかなり厳しいんで、人気を考えると買っても遊び程度が良いよ。馬体重通りに買った方がトータルでは絶対に良いから。

;それではフェブラリーSのデータ分析ですね。昨年は、根岸S1着後の1番人気レモンホップが勝ちましたが根岸S連対馬はいません。2着はJBCスプリント4着後の3番人気レッドルゼルが来ました。JBCスプリントSは1着馬が登録してます。

;JBCスプリント連対馬の出走例はないよ。一応参考までに3~4着馬を見てみると、2頭中1頭が3着以内で、2頭とも今回4着以内に好走した。来た馬は前走1番人気4着で3角は13番手、今回4着だった馬は前走2番人気3着で3角は6番手。2走前は2頭とも1着だったよ。

;3着メイショウハリオは東京大賞典3着後の1番人気でした。

;東京大賞典3~5着後は、16頭中5頭が3着以内だね。来た馬の前走は3角3~9番手だから先行馬よりも差しが優勢になっている。このゾーンだと、12頭中5頭が3着以内になるよ。
今回の位置取りは3角2~16番手と様々。ただ4頭が6番手以内で、今回6番手以内だと7頭中4頭が3着以内。つまり矯めることも出来るんだけど、中央への短縮でも置かれすぎない馬が有利ということになる。逆ショッカー的な馬がほとんど来ているということだね。
唯一の例外が昨年で、3角16番手で、4角でも16番手だった。今回3角15番手以降になったのは同馬だけ。これもいつものパターンで、どうせついて行けないのなら無理に行かないで思い切った位置取りでの嵌まり待ちが合うということだよね。

 

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◎馬券の買い方について
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3連単順番
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買い目の順番。同点の場合は当日人気がない方が上位評価になる。
上位組み合わせから購入金額を徐々に落として買うか、それが大変な場合は点数を絞って買った方が良いが、高配当や馬体重、馬場が想定と合っている組み合わせは押さえておきたい。
3連単に関しては人気サイドに有利な馬券なので、人気馬が上位に入っているときは点数を広げて買っても良い。