今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去３年を振り返る対談形式のコラム。
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◆馬券の買い方について
今井雅宏の予想には買い目の掲載がないため、
競馬予想GPでは今井雅宏推奨の馬券の買い方（馬連6点、馬単6点、3連複6点、3連単21点）に則って的中判定、回収率の計算を行っており、
それに基づいた的中を的中情報として取り上げています。

編；今週もいろいろありましたね～。いきなり京都金杯で3連複79倍1点目、馬連47倍2点目、3連単548倍も6点目的中がありました。

今；前週と同様に三日開催で次第に疲れてトーンダウンしちゃった感じだね～。今週は二日だから最後までエンジン掛かりっぱなしでいかないとだ。後半は馬体重が不味いレースも多かったけどね。

編；月曜は天候も想定と逆でしたよね。シンザン記念も、3着に17番人気が来なければ縦目で3連複の万馬券が当たってましたし。スケジュールがタイトなので簡単に重賞を回顧してもらおうかと思います。まず得意の1点目的中で79倍を当てた京都金杯をお願いします。

今；これは絞れて欲しい本命がきっちり理想的に絞れて、前も残れる馬場だったからね。馬場、馬体重がピッタリだったんで、当日は一気に勝負レースになった。こういう馬場、馬体重が合ってて配当もつくレースで絞って買えば、だいたい儲かるといういつものパターンだったよね。

編；昨年の中山金杯と同じでしたね。昨年は馬単でしたが高配当1点目的中で、3連単は400倍台的中と、ほぼ同じ配当パターンでした。

今；前の5，6Ｒの芝が前と内の競馬だったからね。予想も前と内だから、当日の馬場がピッタリなんで、あとは馬体重さえ合ってれば当たる自信は出たよ。そしたら、馬体重も理想的なんで、走る前から当たるのはもうだいたい分かっちゃうよね。

編；直前の芝、万葉Ｓは馬単32倍を1点目的中でしたがあれは差し決着でしたよ？

今；あれを見て、さらに当たる確信は強まったんだ。京都は前残り馬場でも、2000mを超えると、特に2400mを超えると差し決着になることが多い。もう5，6Ｒで短距離なら前と内が有利なのは確定してたからね。万葉Ｓはどんな脚質でも良いんだけど、直前が差し決着だから京都金杯はペースも緩む可能性が高くなった。だから余計に勝負になったわけだよ。

編；noteにも書いていた「施行順」ですよね。この3着以内3頭のピックアップはどうしてですか？

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今；開幕でやや前が有利だろうし、逃げ馬は松山の馬しかいなかったからね。だから最初は11番人気だしセルバーグにしようかとも思ったよ。ただ恐らく開幕で前半の芝レースは前残りの可能性が高い。そうなると、メインはその結果を踏まえて、逃げ馬が1頭でも先行馬は多いからハイペースになる可能性がそれなりに高いんだ。
セルバーグは量系エピファネイア産駒で平均ペースの逃げ馬なんだよね。だからハイペースで強引に逃げて残れる可能性は低い。前を狙うならハイペースでも強引に残す硬いタイプになる。そうなるとメンバー的にはセッションだね、そういうタイプは。
ということで、ハイペースでも残るし、平均ペースでも残れる安パイで鮮度が高いからセッションにした。前走が太めだから、絞れないと一気に危なくなるけど。

編；2番人気のアルナシームは前走本命で3連単490倍当てたお手馬ですよね（笑）。今回も短縮なので上位評価と思いましたが？

今；コントロールの難しい馬が前走差しに回る位置取りショックで1着だから、今回はかなり乗りにくいよ。しかもストレス時の外枠の非Ｌ系だからね。よっぽど上手く乗らないと無理だろう。新聞のパッと見はセッションではなく、鮮度が高くて内枠向きのＣ系、つまり1，3着馬の方に目がいったけどね。

編；トゥードジボンも4番人気の前走、本命にして当てた馬ですよね。

今；あのときも内枠だったよね。ただここ2走をスローで逃げて勝ってるから、さすがに馬群に入れてしぶとい相手強化向きのＣ系内枠でも、心身負荷は掛かる。僕の指定通りに乗ったから、好走出来たけどね。

編；予想で指定した通りに、3番手で競馬をしましたもんね。

今；唯一の誤算はコレペティトールの岩田かなぁ。この馬も内差し競馬向き。ただ前走で追い込んで勝ってるんだよね。これに味をしめて、岩田がまた追い込みに徹すると3着がギリギリになる。開幕で追い込みは利かないだろうからね。そこだけ危なかったけど、好位を取っての最内だから、同馬のしぶとさを十二分に活かせて勝てた。

編；フェアリーSはどうですか？本命のキャットファイトは「レースのポイント」で増えすぎ注意で4キロ増の逆ベクトルに増えちゃいました。これだと対抗のマスクオールウィンから流した方が良いですかね？こっちは人気薄でしたし。そうすれば馬連82倍が当たってますが。

今；「僕も82倍は買っといたよ」と言いたいところだけど、馬体重見て押さえたつもりがレース終わって見たら、マークミスして隣の14番を塗ってた（笑）。3－14を間違って買っちゃって外したよ。よく最近マークミスするんだよね～。
ただこのレースはどちらかというと、3番手の3着ラヴスコールから買う方が正解かな。2キロ増で一番馬体重が良かったからね。2，3着馬は人気薄で、キャットファイトは人気馬だから、馬体重を考えると余計にだね。
マスクも増えていて微妙だったから、馬体重的にラヴスコールが正解になるかな。当日はどちらかというと差し馬場だったし。マスクは距離が違うんでステージ変化のあるＳ系だから、増える分には我慢する可能性もあるんだけど、ただなんといっても出遅れて追い込みに回る位置取りショックがハマったのが大きい。もし出遅れてなければ、前がやり合う展開だったし、連は外してたろう。新刊でも書いてある、「ドレフォンの極端な位置取りショック」が馬場にハマった形だ。
キャットファイトは馬体が増えてパドックで入れ込んでたから、当日はかなり厳しくなったね。しかも競られたから、もうアウトだった。1番人気が揉まれ弱いルーラーシップの中枠で断然人気なんで、単勝爆弾でも良いレースだったけど。

編；断然人気を5番手評価でしたもんね。ああいうときは確かに単勝爆弾でした。シンザン記念も衝撃的でしたよね。17番人気の3着馬が極端な位置取りショックを仕掛けなければ6点目で3連複万馬券的中でした。
本命が「除雪明けで湿ってれば延長も悪くない」というような解説で結局予報と違って全然降らなかったので、これは勝った同点対抗から買うのが正解ですか？こちらは湿ってるかは関係なく、「重い馬場なら有利」という解説で重い馬場でしたから。

今；まぁ人気が全然違うから、判断は難しいね。本命は湿ってないと延長は厳しい血統ではあるけど、ただ当日は硬くなってたから僕の状態に対する判断ミスもあったね。
勝ち馬は力の要る良馬場はベストだから、もちろんこっちからも当日は買ったけど、目一杯勝負した3着馬が粘れなかったんで僕は元返しにもこのレースはならなかったなぁ～。人気馬3頭の中では勝ち馬が最先着する自信は、かなりあったけどね。

編；10番人気の4着馬を3番手抜擢は驚きましたが、2番人気の馬は評価落としてましたね。1番人気も4番手ででした。

今；1番人気を無理せず4番手でなく3番手にしとけば馬単20倍は一応当たったから欲張り過ぎだったかもだけどね～。
2番人気のショーマンフリートは人気では危ない。外枠のスワーヴリチャードだから。スワーヴリチャードに向く追い込みに回る位置取りショックを仕掛けていれば2，3着だったとは思うけど、人気だからそういう作戦も採りにくいしね。3着馬は人気薄だから、思い切ってドレフォンの「極端な位置取りショック」を仕掛けて激走したわけだけど。
まぁ何れにしても馬体重、馬場が合ってるレースで勝負という、いつもの話だった。雪が予報通り降ってれば、少なくとも3着馬は間に合わないんで3連複の万馬券は6点目で当たってたのはほぼ間違いないだろうからね。

編；月曜は変則開催で状態も読みにくいですよね。中山最終も「絞れて欲しい」で絞れた方が来ましたし。

今；変則月曜開催は状態が滅茶苦茶な馬が多いから、少なくとも馬体重見ないと始まらないね。あとは位置取りだよ。成田特別なんかは、人気薄のサトミノロマン本命で予想しようかと思ったけど、前に行くかもしれないのが怖くて予想しないでレースのポイントに解説だけしといたんだ。

編；結局、ポイントの解説通りに矯めて乗ったら激走でしたね。

今；前に行ってたら恐らく5着くらいまでだったよ。位置取りショックがキーになる馬は、今回どう乗るか陣営の作戦がコメントしてあれば勝負しやすいけど、コメントがないとやっぱり怖いね。アルナシームの前走みたいに、前に行って前走失敗したのが明らかな場合なら、コメントなくても予め分かる位置取りショックだから思う存分勝負出来るけど。こういうのが一番勝負には向くよ。

編；ところで僕、月曜中山7Ｒは新刊にあったドレフォンの短縮で取ったんですよ。

今；なるほど～。しかも「極端な位置取りショック」を掛けてきてるじゃん。

編；まさかメインもドレフォンの極端な位置取りショックが掛かるとは思いませんでしたけど･･･。

今；その7Ｒの馬は逆ショッカーでもあったね。今、逆ショッカー用のデータを最新版に作り替えてるところだから、あと1，2週後には逆ショッカーのデータも新しくなるよ。その話はまた来週かな。
それとnoteも正月開催で書いておこうか。時間に余裕があれば今週書いて、来週にはアップしておきたいけど。

編；それは楽しみにしてます！それでは今週は昨年も中山だった京成杯にしましょう。昨年は1800mの新馬勝ちだった2番人気ソールオリエンスが勝ちました。

今；1800mの新馬勝ちは、11頭中4頭が3着以内だね。前走の位置取りは3角3～10番手と様々。ただ10番手の馬は16頭立てだったし、3番手の馬は9頭立てだから、どちらかというと好位組が来ている感じだ。それと10番手の馬が来た年は稍重で活性化も必要なかった。
今回の位置取りも、3角2～10番手と様々。ただ10番手の馬は道悪の年で、今回4角9番手以内は6頭中4頭が4着以内に好走しているから、一気の相手強化でも置かれすぎないタイプがベター。4頭の前走は、中山2頭と東京2頭だったよ。

編；2着オメガリッチマンは、ジュニアC7着後の9番人気でした。ただこのステップはいません。3着セブンマジシャンはホープフルS6着後の1番人気でしたがホープフルS組もいなかったので前年にいきましょう。

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土曜の「厳選！勝負レース」に21年、日曜の「厳選！勝負レース」内に20年分が掲載されます。
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◎馬券の買い方について
馬連 (1)1位-2位 (2)1位-3位 (3)1位-4位 (4)1位-5位 (5)1位-6位 (6)2位-3位
馬単 (1)1位-2位 (2)1位-3位 (3)1位-4位 (4)1位-5位 (5)1位-6位 (6)2位-3位
3連複順番
(1)1位-2位-3位 (2)1位-2位-4位 (3)1位-3位-4位 (4)1位-2位-5位 (5)2位-3位-4位 (6)1位-2位-6位
3連単順番
(1)1位-2位-3位 (2)1位-3位-2位 (3)1位-2位-4位 (4)1位-3位-4位 (5)2位-1位-3位 (6)3位-1位-2位 (7)1位-4位-2位 (8)1位-4位-3位 (9)2位-1位-4位 (10)3位-1位-4位
(11)2位-3位-1位 (12)2位-3位-4位 (13)1位-2位-5位 (14)1位-2位-6位 (15)2位-1位-5位 (16)2位-1位-6位 (17)1位-3位-5位 (18)3位-2位-1位 (19)2位-4位-1位 (20)2位-5位-1位 (21)1位-5位-2位

買い目の順番｡同点の場合は当日人気がない方が上位評価になる｡
上位組み合わせから購入金額を徐々に落として買うか､それが大変な場合は点数を絞って買った方が良いが､高配当や馬体重､馬場が想定と合っている組み合わせは押さえておきたい｡
3連単に関しては人気サイドに有利な馬券なので､人気馬が上位に入っているときは点数を広げて買っても良い｡