今井雅宏「重賞ステップ解析」天皇賞(秋)

 

先週は日曜東京10Rで穴狙いがズバリ!6番人気のイトカワノサクラを軸に3連単15,100円(21点)的中!
天皇賞秋のステップでは毎日王冠に注目。昨年ホウオウビスケッツが8番人気3着など、多くの好走馬を出しているステップだけにしっかり解析しておこう!

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日に公開!

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;今週は天皇賞秋ですね。宝塚記念を7番人気で本命にして完勝したメイショウタバルとか、いろいろ出て来ますので楽しみにしています!

;それは面白そうだね。あのときは雨量の読みもバッチリだったけど、この秋は毎週末微妙な天気で大変だよ。まぁそろそろ季節的にも雨も落ち着いてくるかな。

;そもそも毎年、こんなに雨が毎週降りましたっけ?

;今年は異常な感じもあるけど、週末にちょうど雨雲が通過してるっていうのもありそうだね。降るにせよ、降らないにせよ、はっきりした天気予報なら良いけど、雨量がメディアによって全然違うから恐ろしいよ。というか当日の一時間前でも予報が外れたりはしょっちゅうだから、秋もゲリラ豪雨的な降り方になってるよね。

;菊花賞も予報と違って、たいして降らなかったですもんね~。

;8Rが超スローで先行馬が上がり33秒台で勝っての1分8秒台だから、普通の良馬場とほぼ同じような馬場で、重とはほど遠かったね。

;本命は人気薄のミラージュナイトでしたが、やっぱり指定より雨が降らなかったぶん間に合いませんでした?勝ち馬に次ぐ上がり2位で追い込んで、最後の手応えも十分あったので残念でしたが。

;レース上がりが計算より1秒以上速かったから、ちょうどその分ではあったよね。解説したように活性化は弱いんで、速い馬場だと間に合わない。
ただちょっと消極的すぎだよ。そもそも上がり勝負向きではないんだから、手応えがあるのに仕掛けないってのが理解出来ない。あんなの人気馬と一緒にビッシリ仕掛けないとキレ負けするに決まってるからね。ゴール板過ぎても全然疲れてないし、ちょうど伸びてるところだから、あの馬場でもちゃんと馬を信じて強気に乗れば3着くらいには来てたんじゃないか。残念だったね。

;結局、1,2番人気が入った5枠以降が独占でしたね。

;雨量がたいして降らないと、JRAの設定通りの馬場になるのが基本だからね。天候が計算外だったり、ペースが乱れたりとイレギュラーなことが起こると変わってくるわけで、そこにも期待したんだけど。実際、あの当日の馬場で1,2番人気が1枠なら消えるんで、荒れちゃうから。

;ゲルチュタールは先行しなかったのが不味かったですよね~。

;揉まれ弱いからごちゃつくとアウトだよね。坂井にしては妙に消極的だった。ただひょっとすると距離が長いという判断が鞍上にあったのかもしれないよ。だから最後まで矯めて乗った。その場合は被されないように乗らないときつくなるんで、捲られたのは痛かったけどね。
逆にルメールは被されないように乗ったから。被されると大幅延長でタイプ的にも掛かりやすくなって危ういんだけど、その辺は熟知している騎乗で流石だったよ。12キロ減は2走前の長距離重賞勝ちと同じだし、距離が前走と1000m違ってカテゴリーストレスも一切ないからね。今回のカテゴリーなら気にすることはない。まぁ6キロ減くらいの方が安心はするけど。
エリキングの場合は2キロでも増えてたら危ないけど、絞れて反動もない状態で、当日は外追い込み馬場で揉まれないように坂の下りを上手く利用したということだった。結局、1,2番人気にピッタリの枠順と馬場に当日なったということだったよ。

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;他では、3連複36倍が1点目で当たって、3連単万馬券も当たった山中湖特別ですが、叩き2戦目の本命が絞れたので勝負ですよね?

;前週と違って、「C系差し馬の内枠ゴールドシップ」がちゃんと絞れてくれたよね~(笑)。かなりごちゃついたところに入って危なかったけど、集中しているC系の差し馬だから、なんとか馬群をこじ開けたという内容だったよ。

;土曜の2点目で馬単45倍的中だった魚沼特別も、本命が休み明けで増えてと馬体重が完璧だったので、やっぱりああいうレースで勝負ですね。

;土曜で予報が読めるのは新潟だけで、あとは降るのか降らないのかよく分かんない予報だったしで、新潟頼りだったからね。その前の10Rも縦目で当たったでしょう?

;ええ、3連複で84倍もつけたので美味しかったですね。

;これは本命が減って3着の後にもう一度減って、連対時最低馬体重より減っちゃったからね。カテゴリーストレスもあるんでかなり怪しくなったんで、「なんとか縦目で当たってくれ」って見てたよ。

;今井さんの場合は買い目少ないんで、縦目の買い目って、3連単でも1つしかないですもんね(笑)。本命が危ない体重だと、たった残り1つの組み合わせの縦目に賭けるしかないんで、まさに綱渡りですよね~。

;対抗で人気薄だったアラレタバシルは、休み明けでちょうど良い感じで増えて来たから「これは来るかな?」と期待はしたけど。本命は全くついて行けずに外目に出しちゃって騎手にやる気がないように見えるかもだけど、体力系の体重が減ってくると気力が萎えるんで行き脚がつかないんだよね。だから騎手が行こうにも、その脚がないわけで騎乗は仕方ないよ。そこは増えて充実していた菊花賞とは全く違う。

;土曜の新潟といえば、4Rも縦目で馬単61倍的中でしたね。

;これも本命が前走過去最高馬体重の太めで凡走して絞れてくるのを狙ったら、そのままだったんだよね。まぁそれでも先行馬だから展開次第でと期待したけど、当たるなら縦目かな?とは思って見てたよ。稲妻特別は失敗したけど。

;8,11番人気で決まってましたが、一応2頭とも予想で取りあげていましたね。

;勝ち馬は前走過去最高体重の太めで休み明けを負けて、理想的に叩き2戦目で今回絞れてきたからね。

;全く同じパターンだった本命は絞れませんでしたもんね~。ガッカリでした。

;ただよく考えると、これは勝ち馬のレースだよね。地方の内容をもう少しきっちり把握しておかないとで甘かった。短縮適性が高いもんね。これは絞れれば確かに勝つかな。まぁ反動が出るかもしれないタイミングで、本命も怖いんだけど。

;ルブリアンはびっくりしました。内枠で、しかも減量が特別で3キロ取れた騎手騎乗ですから。最後にでも取りあげてたのは、なにかあったのですか?

;これが鮮度時のシルバーステートだよ。たださすがに減量のない鷲頭の2枠というのは心配だったね~。どうも今季の直線競馬は内枠が結構有利に設定されてる気がして、絞りにくいんだよね。

;それで日曜は予想しなかったわけですか?

;いや、日曜は新潟の天気予報が一番よく分からなかったのと、人気馬が切れなかったからだよ。1番人気なんか、あまり降らなければ来るだろうし、土砂降りなら消えるしで、そんなのが1番人気なのに予報が読めないんじゃ怖いよ。

;それではまだ忙しそうなので、早速天皇賞秋の分析にいきましょう。昨年は、宝塚記念6着後の2番人気ドウデュースが勝ちました。

;宝塚記念5着以下は、20頭中4頭が3着以内。京都も含めると22頭中5頭が3着以内だね。
来たのは前走3角2~10番手と様々。今回も3角3~12番手と様々だけど、12番手は道悪の年で4角では5番手。4角では4頭とも5番手以内で、ある程度動ける機動力があるとベター。まぁ4角13番手の馬も4着に来てるけど、やっぱり道悪の年だった。
2走前は、天皇賞春3頭と海外1頭。着順は、1着2頭と12着以下2頭。それなりにタイトな競馬を経験しつつ、巻返しステップだけに着順に生命リズムの躍動感があるとベター。 4走前は、GⅠで6着以内。ある程度タイトなレースで走っている馬が来ていた。

;2着タスティエーラは、天皇賞春7着後の9番人気でした。確かこの人気薄を対抗か何かに抜擢して予想してましたよね。びっくりしましたが、今年は天皇賞春組はいないので3着です。毎日王冠2着後の8番人気ホウオウビスケッツが来ました。

;毎日王冠連対馬は、27頭中10頭が3着以内だね。数が多いから位置取りで分けようか。

;該当馬は逃げですよ。

;前走3角2番手以内だと、7頭中5頭が3着以内。来た馬は今回3角1~14番手だから、特に位置取りは気にする必要もない。
2走前は重賞で4着以内。ただこれも該当7頭全部そうだったから、何か意味のあるデータでもないかな。3走前は、マイルGⅠ3頭と1800mのOP特別1頭。4走前は、海外3頭とマイル2頭。それなりに忙しい条件に出ていて、かつカテゴリーストレスが薄いと理想になる。


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