今井雅宏「重賞ステップ解析」弥生賞

 

今年は少頭数ということもあって昨年の好走馬のステップが不在。
今週は趣向を変えて消えた1番人気のステップを探ってみよう。

重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日に公開!

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;今週は2競馬場ですが、また3重賞ありますよ。弥生賞も2年前のレースとか、いろいろ劇的な事件がありましたし楽しみにしています。

;小倉が最後は得体の知れない馬場になっちゃったからね。

;最終は前半32秒台でも逃げ馬が残りそうだったですもんね~。

;元の馬場を高速にし過ぎてるから、荒れてきてもかなり硬い馬場なんだよね。それでいて荒れてるぶん、ばらけるから着地点のブレが激しくなる。そうなるとストレスの影響も出にくくなってくるよ。

;2競馬場はこの間の正月開催とか、とんでもない大爆発がよくあるのでお願いします。

;2競馬場は考える時間が取れるから、良いレースさえ組まれていればというところだね。先週が高速馬場についていけなくて酷い目にあったから、しっかりリベンジしないと。

;回顧ですが重賞は中山記念の方でした。馬連2点目、3連単の80倍も的中ですね。本命のカラマティアノスにはびっくりしました。前走激走後の馬はほとんど本命にしないので。特に同じ競馬場だとですよね。

;2走前がダートの明け4歳だから、そんなに蓄積疲労はないからね。最初はセイウンハーデスかエコロヴァルツにしようかと思ったんだけど。

;エコロヴァルツは無難そうですよね。M的にも休み明けでリフレッシュしているので問題なさそうですし。

;というか行く馬がいなくて、土曜が想像以上の高速馬場で「内と前」だったからね。オーシャンSはハイペース濃厚なメンバーで、ハイペースだと結構外差しが例年決まるレースだからそんなイメージで予想したら、外差しは物理的に間に合わない馬場になってた。

;そういえば、ペアポルックスは前走の京阪杯での回顧表が滅多に出ない「A」評価でしたよ。もちろん京阪杯で唯一のA評価ですね。土曜なので中山記念の方を予想しましたけど、こっちを予想しとけば良かったです(笑)。タイセイボーグも前走回顧表が「B」なので狙ったのもあったんですよ。

;まぁ何れにしてもそういった「前と内」の馬場だと、このメンバーなら確実に前に行けそうなセイウンハーデスかエコロヴァルツにしたくなっちゃうよね。他に走れそうな先行馬はいないメンバーだったし。

;それもあって当日1,2番人気になったんでしょうしね。ではどうして違う馬に?

;エコロヴァルツはちょっとカテゴリーストレスが短長期的に溜まっているのはあったよ。だから勝ちきれるイメージが湧かない。そうなるとセイウンハーデスで堅そうだけど、ちょっと活性化がどうか?前走が2400mの休み明けだからね。
それと、なんか前走の掛かり方が嫌な感じもしたんだ。外目から自然に控えて揉まれない形なら良いけど、揉まれ弱い分、内だと揉まれないように出していくことになるだろうから、そうなったとき果たして制御出来るのか?

;結局、逃げて急に失速しちゃいましたね。

;コントロール出来てなかったよ。活性化という面では、エコロヴァルツも似たようなもので、2000mからの休み明けで前走がスローというのも少し気になったんだ。

;休み明けというのは、活性化に影響するものですか?

;それまでのステップにもよるけど。あと冬場は馬が熱しにくいから、休み明けだと気持ちが入っていかないケースも多いんで、活性化の影響が出やすい。最終週の小倉が、ストレスのある馬がそのままよく走ったのも、そういう影響もあるんだよね。
ストレスよりS質の刺激を受けている方が良いという、季節的な問題だけど。そこに荒れ馬場が加わって、加速していったわけだね。まぁ中山は開幕で荒れてばらけるわけではないんで、ストレスの影響は超高速馬場でもそれなりに受けるけど。
ということで、多少ストレスがあっても活性化されているカラマティアノスにしたんだ。この鮮度と活性化のバランスなら自然に好位を取れるだろうから。

;4番手で競馬すればというような解説で、ちゃんと5番手で競馬してしっかり連対しましたもんね。指示通り4番手なら勝ってたかもですが(笑)。まぁ最内をあんなに上手く奇襲されちゃうと、どうしようもないですかね。

;パッと見では外目の枠で前走はたまたま緩ペースで先行出来た馬だから危ないと思って5番手くらいのつもりだったけどね。最終的にこのメンバーで、前走の熱し方なら5番手以内は楽に取れるという判断になったよ。
レーベンスティールはテンション次第の面もあるから、当日どうなってるか分からないんで3番手くらいが妥当かな。結局、入れ込んでたけどいつもほどでもなく普通の状態だったからね。コントロールするように上手く乗って、伸びるインもちょうどぽっかり開いたのもあったけど。

;チェルヴィニアはどうでした?

;追い込み続きのハービンジャーの休み明けだから、余計に活性化が弱いよ。

;あと悔しかったのはチューリップ賞ですよ!9番人気、単勝25倍の人気薄が本命でしたが、ハナ差で4着でした。

;S君は本命が勝ったし良かったんじゃない?

;配当的にグランドオーパスとの3連複を総流しにしてたんですよ。200倍近く付いてましたからね。かなりショックでした・・・。

;まぁ僕も相当ショックだったよ。結構自信があったんだけど、レース質を間違えた。

;マイルの1勝クラス4着後で、どこが良かったのですか?

;キズナでも牝馬だからスムーズな方が良いからね。前走はスムーズでなかったし、スピードがあるんで綺麗な高速馬場の方が良い馬で、前走は時計の掛かる荒れ馬場だったからね。同じレースに出ていた他の馬には今回はまず負けない。

;なるほど、5番人気以内の人気馬2頭を含む5頭が出ていて、他の馬達には負けないのなら期待値高いですね。

;3番人気のソルパッサーレは前走より揉まれるんで厳しいし、5番人気のスマートプリエールは逃げた後のエピファネイアだからね。普通は凡走するよ。
ただ計算と違ったのは、スローのタメ逃げをしちゃったんだよね。「ああ、やっちゃった」って道中はがっかりして見てたよ。あれだと切れのある差し馬に射程圏に入られちゃって、同馬のスピードとパワーが活きない。

;平均ペース想定でしたもんね。

;まさかあのメンバーでスローになるとはだよ。というか、高杉はその辺は分かってるはずだから、離し逃げするとばかり思い込んでて、タメ逃げは読めなかった。
しかもこの日の午後は外有利だったから、余計に矯めて乗ってると捉まる。だんだん強風になってきて、風向きで遮るもののない先行馬は厳しくなってきたからね。

;そういえば最終も外枠のワンツーでしたよね。

;10Rは1800mダートの超スローだから、さすがに前目が残ったけど、普通あれくらいのドスローで多頭数なら行った行ったになって逃げ馬が残るはずが、好位差しでも間に合ったからね。行っちゃうと厳しい状況になった。
ただ離して逃げて縦長にしちゃえばそんなのも関係なくなるから。このメンバーで速い馬はいないんで、平均ペースで逃げちゃえば自然に離し逃げになる。
ハイペースではさすがにどうか分からないけど、平均ペースで離して逃げちゃえばまずつかまらないよ。グランドオーパスのパワーとスピード、鮮度ならまず追いつけない。AJCCじゃないけど、「強風のときは縦長」が前に行く馬の基本だからね。

;それともっと衝撃的だったのが阪神7Rでしたよ。勝負レースのしかもWレースで馬連1点目的中でしたが、単勝182倍の超人気薄だったメラヴィリオーザが4着で、あれが来てたら3連複200倍台、3連単700倍的中でしたけど、まさかの地方騎手が3着に飛び込んで来ちゃいましたから。

;あれはショックだったね~。メインで飛田愛斗が乗りに来てなかったら、惨敗続きだし他の適当な騎手になったろうし。

;そうなれば、まず急な激走なんてしてないですもんね~。

;ああいう地方への騎手ショックは、どう転ぶか読み切れないから怖いよ。

;14番人気が13番人気にやられて700倍がパーですから衝撃的な結末でした。

;チューリップ賞の存在は、二重の意味で酷い目に遭ったということだったね。こういう異端な騎手ショックは、お祓いでもしとかないと。

;それとnoteも更新してましたよね。僕も登場してました(笑)。AIでMの概念がそのうち改編されてたら、確かに怖いですもんね~。

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;だよね。いつの間にか僕が言ってたことにされちゃうかもだし。

;あ、あとあのイラスト似てましたね!

;まぁ実際より格好よくはないけど。

;そうですね(笑)。
ではデータ分析にいきましょう。日曜の弥生賞です。昨年は、ホープフルS3着後の7番人気ファウストラーゼンが勝ちましたが、このステップはいまいせん。2着ヴィンセンシオは葉牡丹賞勝ち後の2番人気で、3着馬も1勝クラスで、全て今回はいないステップだったんですよ。で24年も見てみると、これも3着まで、1勝クラスとホープフルSばかりなのでいないステップです。

;そんなパターンは今までなかったけど、そんなことってあるんだ。

;ですよね~。ということで、趣向を変えて昨年消えた1番人気ミュージアムマイルを見てください。この馬は朝日杯連対馬でした。朝日杯からは3着馬が登録してますよ。

;なら朝日杯2~3着で見てみると、阪神開催時は2頭中1頭が3着以内だよ。ただサンプルが少なすぎるから、一応中山、京都開催時も入れて見ていくと、8頭中4頭が3着以内。
来たのは前走2番人気以内で、このタイプだと5頭中4頭が3着以内だね。前走の位置取りは3角2~8番手。ただ2番手の馬も2角では7番手だから、どちらかというと差していた馬が来ている。今回は3角4~6番手と好位からだった。まぁこのステップはほとんど全て好位からだから、特段意味のあるデータでもないけど。
2走前は重賞で1着。そのストレスで前走勝てなかったタイプだった。

;24年も1番人気が凡走してますが、そのトロヴァトーレも登録のない1勝クラスだったんですよ。


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