今井雅宏「重賞ステップ解析」桜花賞

昨年はリバティアイランドが制した桜花賞。
今年も阪神JFからの直行組が2頭出走する。
連対馬の成績は概ね良好だが、来なかったパターンは気になるところ。


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重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
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◆馬券の買い方について
今井雅宏の予想には買い目の掲載がないため、
競馬予想GPでは今井雅宏推奨の馬券の買い方(馬連6点、馬単6点、3連複6点、3連単21点)に則って的中判定、回収率の計算を行っており、
それに基づいた的中を的中情報として取り上げています。

 

;いよいよクラシック開幕で今週は桜花賞ですね。土曜も近3年中2年で的中しているNZTとか2重賞あるので楽しみにしてます。

;大阪杯は酷い目にあったからリベンジしないとだよ。

;スローの内ラチ競馬で、1頭だけステラヴェローチェは外から伸びてきましたもんね。ギリギリ間に合いませんでした。

;そんなにペースは上がらないだろうから、好位の外々を回ると物理的にアウトの筈なんで、走れるステップの馬から枠と脚質から好位の外々を回らない馬として本命にしたわけだけど、何故かその好位の外々を回る一番厳しい競馬を騎手が選択しちゃったね。

;7番人気の人気薄でしたからもっと思い切って乗ってくれると思いましたが・・・。外を回っても、もう少しペースアップするか、距離があれば確実に届いてた脚色でしたね。

;逆にベラジオオペラは相手強化向きで買いたいけど、脚質と枠から好位の外々回るリスクが一番高いと思って相手の1頭にしたら、2番手に行ってそのリスクを上手く解消しちゃったしだね。

;上位入選3頭は今井さんの解説通りにバッチリでしたもんね~。ベラジオオペラは「好位の外々回ると?で注文つけて乗れば」で注文つけて2番手の位置取りショックでした。
ローシャムパークも「前半矯めて一気に外から捲る競馬が一番ベスト」というワンポイントアドバイスで、戸崎がその話を読んだかのようなそのままの大捲りでした。

;戸崎の性格から、ああいう騎乗はしてこないという読みだったけど、見事にやられちゃったよね。

;なんであの騎乗が一番良いことが、事前に分かるわけですか?

;揉まれたくなくて体力を活かしたいから、あの競馬が理想になるよ。しかも今回は内枠でばらけない展開になったから、余計に好位に出して行ったら揉まれてアウトになってた筈だからね。
最内枠であの展開であの馬が好走するには、あの騎乗以外にはなかった。一回下げて、外を一気に捲っていく形だよね。一回後ろに下げて外追い込みでももちろんタイプ的に良いんだけど、今回はペース的に外追い込みでは物理的に間に合わないから、ピンポイントであの一回下げての大捲り騎乗しかなかったわけだよ。

;ルージュエヴァイユも「内枠どうか?で混戦の差し競馬なら」で、得意の内に潜り込みましたね。

;1,3着馬ともロードカナロアとジャスタウェイで、相手強化向きのC要素が強くて良いステップなんだけど、枠なりにいつもの差しを選択すると、好位の外々回ることになって物理的にもタイプ的にも合わないんで馬券圏外になるよ。

;亀谷さんとの単行本に書いてあるパターンそのままですよね。相手強化のC系でした。


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;今回は2頭とも外枠だったけど上手く好位の外を回らずタイプを活かしきった騎乗で、逆にそれより内枠で先行出来るステラヴェローチェが好位の外々を回る差しになっちゃうわけだから、皮肉と言うか、騎手にどう乗るか事前に訊かないと分からないレースだったね。
まぁステラヴェローチェのダッシュが当日馬が落ち着き過ぎてつかなかったのは僕の読み間違いだけど、押してでも行くか、切り替えて馬群に入れて欲しかったよ。

;どう乗ると好走するか、それぞれ分かって事前に解説出来ちゃうのがMの怖さですね。

;まぁ分かったところで、騎手がそう乗ってくれるかどうかが分からないとどうにもならないわけだけど。騎手がどう乗るかは分からないから枠順とかバイアスは気にしないで、良いステップの馬を上位に取る方が良いという結末だったね。
ただ外枠のルージュエヴァイユを「内に潜り込めば」で本命にしても、ちょっと希望的な観測過ぎると思われちゃうだろうけど。まぁ難しいところだったよね。

;実際、ルージュエヴァイユとステラヴェローチェのコース取りが逆なら着順も逆でしょうし、あの勢いならステラヴェローチェなら連対しているでしょうね。

;タイプとステップで、その馬が今回好走する乗り方はMでは限定されてくるからね。ルージュエヴァイユはあの乗り方以外はないピンポイントなものだったよ。

;ところでステラヴェローチェ本命は驚きました。同じく人気薄だった前走も本命に抜擢で勝ちましたけど、こういう激走後ってストレスがあるんで、いつもなら上位評価はしないですよね?

;もし次走がGⅠでなければ恐らく3番手以下の評価、OP特別ならもちろん切り捨ての予想だよね。
精神コントロールが難しくて単調な流れでは危ない馬だし、ストレスもあるし。ただ一気の相手強化ならむしろOP特別好走くらいならストレスより鮮度が上回るし、ペースも厳しくなるんで集中出来るぶんグッと馬のS質もレース中に乗ってくる。
問題は物理的な反動だけど、絞れてくればそれもほとんど問題ない。それに行く馬がいないから逃げの位置取りショックなら、余計にS質が全開になるという読みだね。
それが結局、遅い流れを外々では、相手強化の鮮度効果が半減しちゃったということ結末だったけど。よくあの流れの外でも馬は我慢したよ。

;NZTも人気薄のアスクコンナモンダでしたが、差し馬では最先着も3着で複勝でした。

;道悪がもっと残れば勝ち負けだったけどそれは仕方ないのかな。

;「中山で追走どうかで重い馬場が残れば」という解説で、馬場が回復しちゃいましたね。それで解説通りに追走に少し手間取ったぶん前が残ったというレース内容でした。

;何れにしても馬場、馬体重があってるレースで絞って勝負ということだね。大阪杯は絞れて馬場も問題なかっただけに悔しいけど。

;馬単3点目で69倍が当たった日曜阪神8Rも馬体重、馬場がバッチリでしたね。

;減って凡走した本命が増えてきたからね。しかも前走連対していた1番人気が間隔開けてマイナス12キロ減での過去最低馬体重だからほぼ99%来なくなったんで、余計に勝負になる。とにかく馬場が合ってて、本命の馬体重が良いレース、それにさらに他の人気馬が危ない馬体重なら一番の勝負レースになるよ。
まぁ大阪杯みたいに本命以外が指定通りに乗っちゃって、本命だけ逆に乗ることもあるけど、その辺は運として諦めるしかない。

;それでは桜花賞のデータ分析にいきましょう。昨年は、阪神JF1着後の1番人気リバティアイランドが勝ちました。

;阪神JF連対馬は、6頭中4頭が3着以内だよ。来た4頭は前走5番人気以内で、来なかった2頭は8,12番人気。激走だとやっぱり休み明けでも心身疲労は気になるよね。
2走前は、GⅢで連対と1勝クラス1着と1勝クラス以上で連対していた。来なかった2頭は新馬1着と京王杯3着。前走の位置取りは3角5~9番手。ただ該当6頭全てそのゾーンだったから、取り立てて意味のあるデータでもない。

;2着コナコーストは、チューリップ賞2着後の6番人気でした。

;チューリップ賞連対馬は、46頭中16頭が3着以内。数が多いからとりあえず位置取りで分けると・・・、

;該当馬は1,14番手でしたよ。

;それならまず3番手以内だと、14頭中3頭が3着以内。来た3頭は、前走2番人気以内で激走でなく疲れの少なかった馬。2走前は重賞で連対していた。3走前も2頭とも3着以内で、勢いのある馬は怖いよね。
前走3角10番手以降だと、12頭中6頭が3着以内。来た6頭は今回3角8番手以降で、このタイプだと10頭中6頭が3着以内になる。相手強化であまり強引に前に行く位置取りショックだと心身負荷が強いからね。来た馬は前走4番人気以内で、このタイプだと8頭中6頭が3着以内になる。
2走前は未勝利~GⅠと様々だけどみんな連対していた。とはいえ該当12頭中10頭が連対していたから、特段意味があるというデータでもないかな。3走前も新馬~GⅢと様だけど3着以内だった。勢いと安定感のある馬には特に注意したいね。

;3着ペリファーニアは、チューリップ賞3着後の5番人気でした。

;チューリップ賞3,4着馬で見てみると、27頭中9頭が3着以内だね。来た馬は、前走3角1~13番手と様々。
今回の脚質も3角1~11番手と様々。ただ4角10番手以内だと18頭中10頭が3着以内だから、相手強化で置かれすぎない馬の方がベターになる。特に今回3角4番手以内になった馬なら6頭中5頭が3着以内だから、確固たる機動力がある馬は怖いよね。
2走前は、新馬~GⅠと様々。ただ新馬の馬以外はオープンで、ある程度タフな経験をしている馬がベター。それか逆に鮮度が抜群の馬というパターンだよね。2走前の着順は、阪神JFで4番人気7着の馬以外は3着以内に好走していた。2走前好走の反動で前走凡走してストレスの薄れた、Mの基本タイプには注意だね。
3走前も、GⅠの阪神JF4着馬以外は3着以内に好走していた。2走前7着馬も3走前には重賞で連対していて、何れにしても安定感、勢いのある馬には注意したい。あと道悪の年は2頭とも来ていて、特殊バイアス発生時にも注意だよね。

 

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◎馬券の買い方について
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3連単順番
(1)1位-2位-3位 (2)1位-3位-2位 (3)1位-2位-4位 (4)1位-3位-4位 (5)2位-1位-3位 (6)3位-1位-2位 (7)1位-4位-2位 (8)1位-4位-3位 (9)2位-1位-4位 (10)3位-1位-4位
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買い目の順番。同点の場合は当日人気がない方が上位評価になる。
上位組み合わせから購入金額を徐々に落として買うか、それが大変な場合は点数を絞って買った方が良いが、高配当や馬体重、馬場が想定と合っている組み合わせは押さえておきたい。
3連単に関しては人気サイドに有利な馬券なので、人気馬が上位に入っているときは点数を広げて買っても良い。