今井雅宏「重賞ステップ解析」菊花賞
昨年は7番人気のアドマイヤテラを本命で3連複的中!そのアドマイヤテラを含め、馬券内の2頭が前走条件戦だった。2勝クラスや3勝クラスまできっちり解析していこう!
重賞ステップ解析とは
今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日に公開!
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編;いよいよ菊花賞の季節ですよね~。昨年は7番人気アドマイヤテラ本命で高配当3連複当ててますし、これまでもいろいろ伝説的な予想を展開してきたレースで、今年も期待してます!
今;秋はあとはアルゼンチン共和国杯かな。
編;それと2歳重賞も楽しみですよね~。その前に回顧ですが、先週は対抗ばかり勝って縦目の的中になっちゃいました。
今;本命の体重が怪しいレースが半分くらいあったから、ああなると対抗が勝つ可能性が高くなっちゃうよね。
編;特に日曜新潟3Rはショックでしたよ。対抗の単勝33倍が勝ったレースですが。7番人気の本命が大出遅れで、しかも大外を早めに上がっての僅差ですもんね~。あれ、出遅れなければ1点目で200倍近く当たってましたよ。
今;実はもしかしたら出遅れるかな?とは思ったけど、普通の出遅れを想定してたら、大出遅れだった。まぁそこまではそれでも計算内なんだけど、せっかく出遅れたのに焦って早めに外から上がって行って掛かっちゃったのが誤算だったよ。
精神コントロールが難しいから仮に出遅れても、むしろ馬群から離れて後方で矯めれば集中出来て、楽に追い込めるというセーフティーネットを用意していた予想だったからね。途中で仕掛けたぶん掛かった。
編;あの競馬で人気薄が僅差の4着は驚きですが、さすがにあれ以上は無理ですよね。ところで勝った対抗は休み明けで理想的に増えて、本命は増えて凡走した後に絞れずにまた増えたので、Mの馬体重理論からは対抗から買うのが正解でした?単勝33倍ですし。
今;馬体重が良いのは対抗だよね。ただ本命はこのクラスで好走したことのないカテゴリーストレスがない馬で、挙げ句にまだデビュー4戦目の非C系だからね。増えてもそこまで気にする話でもないよ。馬体重とオッズから、対抗の単勝も買ってプチ単勝爆弾は投下しておいた方が良いけど。
編;日曜の勝負レースも変な体重が多くて、新潟牝馬Sは縦目で3連複、3連単とか的中でしたが、浜松特別では休み明けの本命が8キロ減で3着でした。
今;L系のシルバーステートが休み明けであれだけ逆ベクトルに減ってくるとさすがに厳しいね。最近、シルバーステートに改めて凝ってるんだけど。
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編;そういえば前週のアイルランドTもシルバーステートのラヴァンダ本命でしたね。何かあるんですか?
今;もう少し走れるタイミングを詰めていける気がするんだよね~。辞典でもやってるところだよ。あと新潟牝馬Sはショックだった。本命が休み明けで16キロ増だったけどあれは厳しい。
編;C系の差し馬だからですかね?
今;それもあるけど、昨年同じ条件を490キロで好走した馬が16キロ増で504だから。もう5歳で似たようなメンバーなんでカテゴリーストレスも溜まっている状態だし。しかも近走は490キロに絞ったときだけ好走している馬だから短期間の休みで16キロはさすがに増えすぎ。馬体重の発表見て、「これは縦目で当てるしかないな~」ってがっくりしたよ。
編;結局、1,5,7番人気の馬が順番通りに入選して縦目的中でしたもんね~。
今;対抗の10キロ増はカテゴリーストレスのない3歳の量系だから、Mの体重理論的には特段気にする必要はないんで、ああなると対抗からを厚めに買った方が無難ではあるけどね。
編;秋華賞も叩き2戦目の本命が絞れませんでした。
今;これは前計量が450キロだから絞れてくると思って安心したのが失敗だった。普通は輸送で6キロくらいは絞れるもんだけど、まさか増えちゃったね。
編;C系の差し馬の叩き2戦目ですもんね。
今;しかも休み明けを太めで凡走した後だからね。実際、パドックもびっくりするほど前走より太かったよ。ただ京都はインが荒れていて、内枠で中団馬群だと消耗しちゃう馬場だったんで、絞れてても厳しかったから諦めもつくかな。
編;人気サイドがみんな外枠なんで怪しいとは思いましたよ(笑)。
今;そうなんだけど、穴を狙うなら逆でいかないとだから。先行馬と、差し馬は矯めるだけ矯めて道中荒れたインに閉じ込められないようにした差し馬に有利なバイアスになってたね。
編;僕はセナスタイルが増えないでショックでした。使って筋肉を戻してという解説でしたが・・・。
今;確かに馬体増でないと厳しいステップだったね。勝った後で中距離カテゴリーストレスもある叩き2戦目のカムニャックの8キロ増は反動が出た証拠でもっと危ないから、馬体重でアウトの馬が多いレースだった。猛暑後でこのパターンが本当に今年は多いんで、特に叩き1,2戦目は体重見てから、予想で上位評価した中でMの馬体重理論に合ってる馬を集めにが無難ではあるかな。
編;誰でもそのまま使える理論ですもんね。土曜の岩舟特別も、本命が太めで3着のあと増えて、休み明けの馬体増だった対抗が勝つ同じパターンでしたよ。縦目で65倍が当たったレースですが。
今;本命の体重が怪しいときは対抗からも買った方が良いということだけど。変動が激しいときは体重と配当見て本命対抗のプチ単勝爆弾の比率を変えるのも効果的ではあるよね。ただ何れにしても今週は馬体重が良い馬を本命にして縦目じゃなくて本線で当てないと。
編;対抗も体重合ってると、かなり劇的な配当の馬が勝ちますもんね~。それでは忙しそうなので菊花賞のデータ分析です。昨年はセントライト記念1着後の2番人気アーバンシックが勝ちました。
今;セントライト記念連対馬は、現行条件同士だと28頭中9頭が3着以内だよ。数が多いから位置取りで分けようか。
編;該当馬は6番手でしたよ。
今;なら京都開催時のセントライト記念5~9番手で見てみると、17頭中7頭が3着以内。来た馬の2走前は、ダービー6頭とラジオNIKKEI1頭。ダービーの馬は6頭中5頭が9着以下で、9着以下惨敗だと6頭中5頭が来ている。ラジオNIKKEI賞の馬は勝っていた。つまりタイトな経験をしつつ、カテゴリーストレスの薄い馬だとより有利という感じだね。
2走前は、皐月賞、青葉賞、1勝クラス。青葉賞は来た馬だけ、2000以上の1勝クラスも来た馬だけ。長い距離の経験がありながら鮮度の高い馬は怖い。皐月賞の着順はまちまちだけど、青葉賞と1勝クラスの馬は連対していた。5走前まで遡ると、1勝クラス5頭、新馬1頭、まだ出走していない馬1頭。つまりオープンでなかった馬は、11頭中7頭が来ていて鮮度馬は注意。
編;2着は2200mの3勝クラス勝ちのヘデントールが来ました。この馬も評価してましたね。
今;まぁ武が興奮して仕掛けなければ、こっちは3着の筈だったけどね(笑)。2000m以上の3勝クラスは、4頭中2頭が3着以内。4頭だと分析のしようもないけど、一応見ていこう。来たのは2200mだった馬で、前走3角3,9番手。今回は8,3番手。つまり位置取りショックをしてきた馬。
今回の1角は、1番手と17番手。格上げ戦だから、流れの直中に入らない競馬の方がベターで、注文つけて乗ると良いパターンになってる。2走前は、2勝クラスを1番人気1着。5走前まで遡ると、新馬と未勝利の2000m。来なかった馬はGⅡと新馬の1800mだった。
編;3着アドマイヤテラは、2200mの2勝クラス勝ち後でした。この人気薄が本命で、ばっちり3連複的中でしたね。2勝クラスはどうなんですか?
今;芝2200mの2勝クラス勝ちは、8頭中4頭が3着以内。来たのは前走2番人気以内も、該当全てがそうだったから、特段意味のあるデータでもないかな。前走は、3角1~7番手。ただ3角では3~4番手だから、ある程度正攻法で勝ってきた馬だった。今回は3角2~10番手。1角では7番手以降だから、相手強化で矯めたタイプになる。
2走前は、1勝クラス、2勝クラス2頭、GⅡ1頭。来なかった馬は、GⅡ1頭と1勝クラス3頭で、GⅡの馬は3着で1勝クラスは2400m1着。活性化がそれなりにされていて、それでいてトップクラスカテゴリーストレスの薄い馬が有利になっている。
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