「直結式馬券術」奥田隆一郎と「勝負ジョッキー」御池善太郎。
御池がデビューする前から交流のあった二人がそれぞれの観点から今週行われる重賞を解説します！

【奥田隆一郎の重賞の見解：シルクロードステークス編】

編集者（以下、編）　今週の重賞はシルクロードSと根岸ステークスが施行されます。このコラムでは、どちらを取り上げましょうか？

奥田隆一郎（以下、奥）　京都芝1200ｍを舞台に18頭立てのフルゲートで行われるシルクロードSにしよう。
　
編　了解しました。それでは京都芝1200ｍのコース解説から、お願いします。

奥　京都芝1200ｍは向正面からスタートして内回りを使い、ゴール前の直線が３２３ｍ(今週のBコース時)、直線が短くて平坦なコースとなる。先週は京都芝1200ｍのレースはなかったけど、外回りコース（京都芝1600）の石清水Sで逃げと２番手の馬が馬券圏内に粘った。

編　ということは、先行有利になりそうですか？

奥　直線の内側が荒れてはいるんだけど、逃げ・先行馬が外に出して馬場の良い所を先に取って押し切るレースになっている。今回は内回りコースでもあるため、さらに前有利になる可能性が高くて先行馬に注意したい。

編　なるほど、それでは推奨馬を教えてください。

奥　メイショウソラフネを推奨する。

編　メイショウソラフネは、淀短距離Sを連対しました。

奥　直結コース阪神芝1200ｍの仲春特別を逃げて勝ち、直結コース京都芝1400ｍ外の長岡京Sを好位から制した。そして同コース京都芝1200ｍの淀短距離Sに出走して６人気で連対、直結＋同コースの激走馬のため、コース適性が高い。

編　さきほど話された先行馬にも該当します。

奥　淀短距離Sは先行策からタメが利いて激走しており、引き続き同じコースに出走して好勝負を期待する。

編　了解しました。次に２頭目の推奨馬は？

奥　オタルエバーを推奨する。

編　オタルエバーは、前走のラピスラズリSを勝利しました。

奥　オタルエバーは、直結コースの新潟芝1200ｍで北陸Sを制し、直結コースの中山芝1200ｍでラピスラズリSを勝利した。近２走で直結コースを連勝してコース適性が高い。

編　距離適性の高さを評価できますね。

奥　そうだね。前々走の北陸Sは重馬場の勝利で荒れた馬場にも対応できて、前走のラピスラズリSは３角４番手→４角３番手から勝利した。今回も先行策から直線に向いて馬場の良いところを通ることで好勝負になる。

編　わかりました。このレースの予想の最終結論は、日曜分の「直結式 重賞予想」で公開されます。「直結式 重賞予想」では、予想の印、推奨買い目（３連複、３連単）、推奨馬の見解が提供されます。是非、ご覧ください。

【奥田隆一郎の「直結式 重賞予想」はコチラから】

【御池善太郎の穴騎手！シルクロードステークス編】

編集者(以下、編)　昨年４月に発売された単行本の読者から、出版社に質問がきていたので紹介します。「御池さんの馬券術の騎手ランクは、最新版を作成されますか？」ということです。

御池善太郎(以下、善)　騎手ランクは昨年12月末までのデータをもとに、現在、最新版を作成中です。騎手ランク2024年版は、今年の春のGⅠ開幕にあわせて使用開始します。3月23日（高松宮記念の週）から、最新版で予想を行います。

編　競馬予想GPでも3月23日から最新版で予想するということですね。

善　そうなります。ただし２冊目の単行本の予定がないため、新刊の発売はありません。サイトにて公開する予想で「騎手ランクの最新版」を使用します。

編　了解しました。若手騎手は１年で成長するでしょうし、最近は外国人騎手も増えています。騎手ランク最新版の予想が楽しみです。

善　そうですね、新たに騎手ランクの上位に評価される騎手もいますし、評価を下げる騎手もいるでしょう。引退した騎手もいますし、それらを反映した騎手ランクで今春から予想を行います。

編　わかりました。ということで、ここからは今週の見解になりますが、今週はシルクロードSで狙い目となる騎手を教えてください。

善　京都芝1200ｍの騎手ランクが最高評価のSランク、高評価のAランクになる騎手の中から注目騎手２人を推奨します。

編　まず、１人目の推奨騎手は？

善　岩田望来騎手を推奨します。

編　岩田望来騎手は、バースクライに騎乗します。

善　バースクライは、岩田望来騎手を鞍上に１勝クラス、北摂特別を勝ちました。騎乗成績２戦２勝となり、好相性のコンビです。

編　前走は別の騎手ですが、南総Sを勝利しました。

善　同距離の芝1200ｍで３連勝した勢いがあり、このコースが得意な鞍上に戻して好勝負を期待できます。

編　わかりました。次に２人目の推奨騎手は？

善　ルメール騎手を推奨します。

編　ルメール騎手は、エターナルタイムに騎乗します。

善　エターナルタイムは、ルメール騎手を鞍上に未勝利、２勝クラス、多摩川Sを勝ち、好相性のコンビです。

編　前走は東京芝1600ｍの富士Sを６着に敗れました。

善　今回は距離短縮となりますが、騎乗馬は芝1400ｍを勝っているので短距離でも問題ないでしょう。京都芝1200ｍを得意にしている鞍上のため、好勝負を期待します。

編　わかりました。この重賞の予想の結論は、日曜分の「重賞予想１レース」で公開されます。「重賞予想１レース」では、予想の印、推奨買い目（馬単、３連複、３連単）、推奨馬の見解が提供されます。是非、ご覧ください。

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