奥田隆一郎×御池善太郎による対談式コラム「フェブラリーS」

「直結式馬券術」奥田隆一郎と「勝負ジョッキー」御池善太郎。
御池がデビューする前から交流のあった二人がそれぞれの観点から今週行われる重賞を解説します!

【奥田隆一郎の重賞の見解:フェブラリーステークス編】

編集者(以下、編) 今週は東京ダートでG1レースのフェブラリーSが行われます。先週は東京ダートで本線的中があり、コースの読みはバッチリですね。

奥田隆一郎(以下、奥) 日曜の東京最終のことかな。
 
編 そうです。日曜の東京12Rは、1着○ハードワイヤード(1人気)→2着▲キャンディドライヴ(2人気)→3着◎クリスタルウエイ(11人気)の印上位3頭が1~3着を独占しました。特に11人気の穴馬◎クリスタルウエイを本命にして馬券になったことが凄かった。この調子で今週のG1予想にいきましょう。東京ダ1600mのコース解説からお願いします。

奥 東京ダ1600mは左回りのコース、ダートのマイル戦は東京だけという特殊性がある。スタートは2角奥のポケットにあるため、スタートして約150mは芝コースを走ってからダートに入る。逃げ・先行馬で芝スタートが苦手な馬は位置を取れないこともあるため注意が必要。また、外側の芝部分が長くなるため、外枠の方が先手を取りやすいね。

編 なるほど。逃げ・先行馬が外枠でも、むしろ狙えるということですね。そして最後の直線は長いですよね。

奥 最後の直線はダートコースで最も長いため、上級クラスになるほど差し・追込馬が台頭する。レベルの高いG1はレースの流れが厳しくなり、差し・追込馬も激走できる。

編 では、それを踏まえて現時点の注目馬を教えて下さい。

奥 ドゥラエレーデを推奨する。

編 ドゥラエレーデは、G1レースのチャンピオンズCを3着に好走しました。

奥 ドゥラエレーデは芝・ダート兼用馬、芝でG1のホープフルSを制し、ダートは直結コースの中京ダ1800mで行われたチャンピオンズCを3着に好走した。

編 たしかに、芝とダートどちらも走りますね。

奥 ホープフルSを3角2番手から勝利しており、芝スタートの東京ダ1600mなら他馬に比べて芝の先行力で優位に立てるよね。

編 そうですね、スタートが芝コースというのは有利に見えます。

奥 前走は東京大賞典3着だけど、芝の実績馬なら地方のダートより東京ダートの方が合うため、前走以上となる勝ち負けを期待するよ。

編 わかりました。次に2頭目の推奨馬を教えてください。

奥 オメガギネスを推奨する。オメガギネスは、同コースの東京ダ1600mで行われたグリーンCCを好位に付けて圧勝、レース内容が良くてコース適性の高さを評価する。

編 休み明けの前走は重賞の東海Sを2着に好走しました。

奥 東海Sを叩いての上積みを見込める。前走の京都ダートより、前々走の東京ダートの方がシッカリした末脚を使えていた。東京ダートへのコース替わりを活かして勝ち負けを期待するよ。

編 わかりました。このレースの予想の最終結論は、日曜分の「直結式 重賞予想」で公開されます。「直結式 重賞予想」では、予想の印、推奨買い目(3連複、3連単)、推奨馬の見解が提供されます。是非、ご覧ください。

【奥田隆一郎の「直結式 重賞予想」はコチラから】

【御池善太郎の穴騎手!フェブラリーステークス編】

編集者(以下、編) 今週は東京ダ1600mでフェブラリーSが行われます。今年最初のG1レースです。

御池善太郎(以下、善) 先日、騎手ランクを2024年版に更新予定という話をしましたが、今週から東京ダートの全コース、京都芝の全コースを新しくします。

編 当初の予定(春ごろ)より、時期を早めて新しい騎手ランクをデビューさせるということですね。G1レースに合わせて東京ダートが更新されるのは、ありがたいことです。

善 毎週、競馬場ごとに少しずつ更新することにしました。東京ダートは全コースを更新したので、東京ダ1300m、東京ダ1400m、東京ダ1600m、東京ダ2100mが新しくなります。また、京都芝コースも同様に全コースを更新しました。

編 単行本に掲載された騎手ランクは2023年版でしたが、今週以降、更新したコースの予想は2024年版で行われるわけですね。さらに予想が楽しみになってきました!というわけで、さっそく新しい騎手ランクでフェブラリーSの見解を聞かせてください。

善 フェブラリーSが行われる東京ダ1600mの騎手ランク2024年版を確認すると、最高評価Sランクになる騎手が2人いるため、その2騎手を推奨します。

編 1人目の注目騎手は?

善 石橋脩騎手を推奨します。

編 石橋脩騎手とは意外ですね。タガノビューティーに騎乗します。

善 タガノビューティーは石橋脩騎手の騎乗する機会が多く、東京ダ1600mで2勝クラス、オアシスSを勝ち、重賞の武蔵野Sを2着に好走しました。騎手と馬が好相性のコンビでコース実績も高く評価できます。

編 前走は根岸Sを13着に大敗しましたが、変身できそうですか?

善 根岸Sはスタートで躓いて後方の位置になったことが痛かったですね。東京ダートは1400mより1600mが得意なので、前走から1ハロンの距離延長は良い材料です。

編 たしかに東京ダ1600mでは、2走前の重賞を6人気2着に好走しました。

善 コース替わりと、このコースが得意な石橋脩騎手の継続騎乗で穴馬に推奨します。

編 わかりました。続いて2人目の推奨騎手は?

善 C.ルメール騎手を推奨します。

編 ルメール騎手は、オメガギネスに騎乗します。

善 オメガギネスは、東京ダ1600mのグリーンCCを勝利してコース実績があります。

編 前走の戸崎騎手からルメール騎手に乗り替わりです。

善 東京ダ1600mの騎手ランクを確認すると、戸崎騎手とルメール騎手は両者ともSランクでした。つまり、Sランクの騎手からSランクの騎手に替わることになり、騎手変更はマイナス材料になりません。引き続き、好勝負を期待できます。

編 わかりました。この重賞の予想の結論は、日曜分の「重賞予想1レース」で公開されます。「重賞予想1レース」では、予想の印、推奨買い目(馬単、3連複、3連単)、推奨馬の見解が提供されます。是非、ご覧ください。

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