今井雅宏「重賞ステップ解析」安田記念


重賞ステップ解析とは

今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日に公開!

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安田記念

;今週は安田記念ですね。
前哨戦は京王杯SCで300倍台を3点目で的中してますし、キーになりそうな大阪杯も当てているので楽しみにしてます!
その前に回顧ですが、オークスに続いてダービーも的中でしたね。

;先週は呪われているようなレースが多かったから、しっかりリベンジしないと。

;確かに大爆発しそうなのに、何かがズレたようなレースが多かったですね~。
土曜の勝負レースだった京都12Rも、単勝6.9倍の馬が勝って相手がクビ差3着で、馬単153倍2点目的中を逃しちゃいました。
2着も66点なので、8点目くらいまで買えば万馬券が当たってますが。
それとアハルテケSもビックリしました。
本命の単勝18倍で6番人気だったロジアデレードが3着に激走して、しかも10番人気2着だったジンセイ、9番人気4着のオデッセイも買い目に入っていました。
結局、予想で取りあげた6頭のうち4頭が4着以内を独占ですもんね~。
組み合わせがなんとも悪かったです。
ロジアデレード、マーズオデッセイの上位評価はストレスが無くなんとなく分かるのですが、ジンセイはどうして買い目に入れてました?

;短縮で内枠のジャスタウェイだから、差しに回る位置取りショックなら集中力を呼び戻せるかも?ということだよね。
相手の強弱は関係ないタイプで、気持ちさえ乗れば激戦で頑張るから、多頭数短縮の内枠は怖い。

;あと一番ショッキングだったのは日曜の勝負レース、安土城Sですよね~。

;ショックなんてもんじゃないよ。
自信あったのに、これはお祓いに行かないと。

;「前に行けば位置取りショック」の本命が、何馬身もの大出遅れでした。

;まぁそういうことは競馬でつきものだから諦めもつくけど、その先だよ。

;ですよね~。
大出遅れの挙げ句に超スローになって前残り競馬で、勝ったのが対抗の単勝15.4倍エコロブルームでした。

;もうこうなったら、対抗も一緒に消えて欲しいよね(笑)。
そうなれば諦めもつくけど。
ほぼレースは大出遅れ以外はシナリオ通りだったから。

;前残りの狙いも合ってましたね。
出遅れなければ馬連88倍1点目的中だったかもですし2着馬も買い目に入ってたので3連複万馬券も当たってておかしくない感じでした。
単勝爆弾でエコロブルームの単勝もかなり買ってましたよね?

;日曜最大の勝負レースで、本命対抗とも単勝で10倍以上付くわけだからね。
しかもエコロブルームの方は休み明けの馬体増だし。

;6キロ増、472キロですから、まさに予想の「理想馬体重ジャスト」で出て来ましたね。

;あとオッズもだよ。
アスクワンタイムの方が人気薄だと思って予想してたら、エコロブルームの方が人気薄だったからね。
想定オッズからは、こっちの期待値の方が当日高くはなった。

;エコロブルームは12倍想定が15.4倍まで上がって、アスクワンタイムは16倍想定が11.7倍まで下がりましたもんね。
差し引きでかなりの差になりますか。
今井さんの勝負レースでの本命だったから急に下ったんじゃないですか(笑)。
何れにしても当日の馬体重、オッズで期待値を調整してということでした。
ところでエコロブルームは一年ぶりのレースでしたが、何か良かったのですか?

;量的なダイワメジャーで、休み明けの馬体増と1400mが向くということだよね。
まぁちゃんと当日増えてればの話だけど。
あと超高速とか荒れ馬場とかの、特殊馬場適性が高い。
つまり今の荒れた高速馬場という設定はジャストになるよ。
それと先週は急に気温が上昇したから、走る前からアウトな本命も多かった。
太くなかった馬が発汗して大幅減だとほぼ熱中症と考えて良いんで走れないよ。
ずっと暑い場合は調教とかステップとかでバテてないか判断出来る場合も多いけど、急に週末だけ上昇すると突然バテる馬がいるから難しいね。

;目黒記念のキングズパレスも、間隔開けてまた6キロ減ではアウトでしたかね?
単勝71倍の人気薄で期待しましたが。

;まぁこの馬の場合は先行したのがアウトだったけどね。
差し馬場なんで差す競馬だと思い込んでたけど、まさか今まで一度も先行したことのない極端な差し馬が、よりによって差し馬場で先行したらどんな馬でも無理だよ。
しかも馬体減りの体力減での先行は、Mの逆ショックだからね。
あの競馬で頑張るんだから、減らずに差しに徹してたら際どかったんじゃないかな。
何れにしても上位人気が切れなくて、期待値の高い人気薄はキングズコールとキングズパレスだけだから、どうしようもないレースだったよ。

;同点本命の予想でしたし、結局ガチガチで重賞でもなければ今井さんがやるようなレースでもなかったですね。
では最後にオークスに続いての的中で、春のクラシックを締めたダービーの回顧もお願いします。
ダービー自体も2年連続的中でした。
本命は4番人気のパントルナイーフでしたが、これは直ぐですか?

;比較的直ぐかな。
揉まれ弱い馬の外目の枠とちょうど良かったし、中団差しみたいなのが有利になりそうなメンバーだったからね。
前走は揉まれ弱い馬の中山で不利まであったから惨敗は当然で気になる敗戦でもない。
ストレス薄れて、揉まれ弱い馬が延長の東京で13番枠なら何の不満もないよ。
それでも馬群でごちゃつくと怖いけど、前走でルメールも揉まれたらアウトの馬だって理解したろうから、慎重に馬群に入らないように乗るはずだし、それが労せずに出来る枠、馬場なんで。
内枠が良かったフォルテアンジェロか外枠に入ったし、他に期待値のある馬も思いつかないようなメンバーだったからね。
ロブチェンは最初67か66点にしようと思ってたけど、大外枠を引いたんで、松山が腹をくくって差しに回る位置取りショックを敢行する可能性が高いという判断で68点にした。

;矯めて乗ればという解説で、その通りに乗りましたもんね。
やっぱり今井さんの言ったとおりに騎手が乗って、バイアスも問題無い馬がそのまま来ますよね。

;前走同様の先行策、4番手以内を選択していたら連対は出来なかった筈だよ。
逃げのショックの後だからより大胆に乗る必要があった。
内枠ならポケットに入れる4番手くらいの位置取りショックも面白いんだけど、大外枠の場合、このステップなら前半下げるしかない。
ただ逆に大外を引いただけに松山も大胆に乗らざるを得ないと判断する可能性が高まったということだね。
中枠とかだと中途半端な競馬でリズムを崩していた可能性が高い。
逃げた後だけに、より意図的でダイナミックな位置取りショックが必要だから。
大逃げという手もあるけど、枠の並びからするとエネルギーを使うことになるし、土曜のバイアス的にも危ないしで、実際大外枠で勝ち負けするには前半下げる以外の選択肢はないだろう。
それを理解して実行した松山が上手かったということだね。
ただ前半矯めた後に一気に捲る競馬でコントロールしないと勝ちきれないと思ってたんで、後方に矯めただけの位置取りショックで勝てるというのは、考えてた以上に心身が充実していて集中状態だった。
まぁ中途半端にではなく、前半かなり下げて位置取りショック幅が大きかったからそれで良かった訳だけど。
それより凄かったのは川田だよ。
バステールのステップだと活性化が弱いんだよね。
それでいて別に馬群を割れる状態でもない。
活性化不足を補って楽に追走するには前半スローに流れて、かつ前を追いかけない競馬をする必要がある。
つまり前半気分良く追走するわけだね。
でもそう乗ると直線でごちゃついて捌けない臨戦過程、タイプの馬だから、良くても5着くらい。
好走するには、前半スローで前を追いかけず、それでいて揉まれない競馬しかない。
一体、内枠でどう乗ればそれが可能なのか?
最後方に下げて大外から追い込むという手はあるけど、それをして大外から差し切れるトップスピードが出るような臨戦過程でもないんだよね。
ただ新聞を眺めてると他に走る馬がいないんだ。
好走のシナリオがよく分からなくてもバステールはM的には良くは見えるんだよね。
体力自体は上の馬だし、ストレスもないから、Mの直感としては如何にも来そうな馬になる。
だけど、シナリオがボヤけてきちんと組めないんで止めた。で、レースだよ。

;ほぼ最後方に下げてから大外から一気に捲りましたよね。

;焦ったよ。
なるほど、これなら前半の追走を楽に感じながらも緩ペースでも揉まれず、それでいて活性化が必要なトップスピードの持続も必要ない。
「やられた!」と思ったけど、まぁそれでもパントルナイーフの前にいる馬だから、射程内に入れれば差せるわけだけどね。
これはオークスのリアライズルミナスと、僕が上位に挙げて結局当てた差し馬の2頭との関係と同じだよね。
3連複は逃したかもだけど、とりあえず後ろのパントルナイーフが差し切れないことはないだろうと思って見てたよ。
それと、今回の状況での解決策が最後方に下げてからの捲り以外にないと事前に僕が判断したところで、それで川田がその乗り方を実行しない限り結局凡走するわけで絵に描いた餅で、川田がその判断をする可能性にどれだけ賭けられたのか?という問題も出てくるしね。
そもそもが出遅れたからあの競馬が出来たわけで、スタート決めたら普通に乗って揉まれて終わったろうし。
まぁ出遅れ自体がある程度意図的だった感じだけど。
何れにしても競馬は、その馬のタイプ、枠、バイアス、臨戦過程に即した位置取りショックをした馬が激走するということになる。
あと余談だけど、このレースもかなり夏負けしていた馬が多かったよ。

;大幅減の馬ですか?

;敢えてどの馬とは言わないけど、馬体が減って、急所がちょこちょこ見えていた馬とかだね。
かなりいたよ。

;前日にもそういう注意を予想で書いてましたもんね。

;案の定だった。
フォルテアンジェロやコンジェスタスもそうだったよ。
まぁコンジェスタスは量系が3連続馬体減りのマイナス10キロでは、熱中症以前にもう無理だけど。
そういう意味では残った馬も少ないんで、当日は2,3点目以内で当てられるというレースにはなったね。
ただ同じ2400mの青嵐賞のサトノパトリオットは6キロ減でも問題無いよ。

;本命で勝って単勝8.5倍付けましたよね。

;休み明けでも去勢明けだから、去勢明けだとベースとして10キロくらい減るんで、6キロ減だと、普通の馬の4キロ増くらいの換算で、休み明けとしてはほぼ理想的な馬体重になる。
まぁ去勢明けは個々の問題が大きくて、馬体重では判断しにくい面はあるけど。

;何れにしても、当日の馬体重、馬場、オッズに注意して勝負ということですね。
それではGIで4週連続の本命激走を期待して、安田記念のデータ分析にいきましょう!

;昨年は香港からのジャンタルマンタルが勝ちましたが、香港からはいませんね。
2着も香港だったので3着ですが、ドバイターフ1着のソウルラッシュが来ました。

;ドバイターフからは、8頭中4頭が3着以内。
来たのは1,5,8着馬だから、特段着順は気にすることもない。
今回の位置取りは、3角4~13番手。
今回11番手以降は来た3頭だけで、特に矯めて乗りそうな馬は怖いね。
4番手以内も2頭中1頭が来ているけど。
2走前は、マイルCSと、JC、中山記念で、共に3着以内。
それなりに体力的にタイトなレースに出て頑張っていた馬が走っている。
ただ海外からはデータがどうというより、調整とか各馬固有の問題の方が大きいけどね。



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