今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去３年を振り返る対談形式のコラム。
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編；今週も凄かったですね～。重賞もまた当たりましたが、他のレースの方が凄かったですかね。日曜の月岡特別は、上位3頭がそのままの順番で3着以内独占ですから、馬単、3連複1点目的中で、もちろん3連単の225倍も1点目的中です。

今；万馬券でもなんでも、やっぱり当たるときは3点以内が多いからね。少頭数なのに万馬券は美味しかったけど。

編；他にも先週は美味しい配当の本命が勝ちまくりましたよ。土曜の勝負レースは3頭とも本命が勝って、相手の2頭も上位評価の馬が独占でした。日曜は他にも、小倉7Rで本命が勝って単勝790円、相手も上位馬で馬単、3連複が3点目的中で、3連単の万馬券も的中です。道新スポーツ賞も単勝840円の本命が勝って、相手は7番手でしたが9頭立てで馬単7650円も付きました。

今；対抗も3着だったしね。北海道で分かりやすいやつだったよ。土曜の最終も、札幌で3着以内が順番通りに独占して、3連単1点目で当たったレースがあったでしょう？

編；阿寒湖特別ですね。3連単65倍1点目的中でした。あれも9頭立てにしては美味しかったです。3連単1点目的中が2レースもあったんですね～。やっぱり北海道は札幌になっても読みやすいですか？重賞のクイーンSも、5番人気の本命が2着に突っ込んで来ましたが。スカーレットカラーはすぐ本命でしたか？逆ショッカーリーチ馬ですよね。

今；いや、最初はフロンティアクイーン、ウラヌスチャームの順だったよ。中山牝馬Ｓで当てた2頭のやつだ。

編；そういえば、そうですね。馬単81倍を2点目で当てたときの2頭ですよね。小回り1800m巧者という判断ですか？

今；そうだね。それで1頭は凡走後でストレス薄れて、もう1頭は休み明けでリフレッシュして得意の外枠だから、見た瞬間にこの2頭に決めたよ。

編；ではどうして変更したんですか？

今；フロンティアクイーンは直近のストレスは薄れたけど、昨年と比べると蓄積疲労があるのが気になった。ウラヌスは近走がスローを差してばかりなんで、札幌では活性化が弱いかも？という判断だね。スカーレットカラーはパッと見で、前走のストレスで消してたんだけど、ハイペース差し競馬なら、他の差し馬も活性化が弱いんだ。サトノガーネットは2走前が2400mで後方のディープインパクト産駒だしね。ダノンも小回りを使ってる割にスローばかりのディープインパクト産駒だ。となると、俄に輝きを増すのが、スカーレットカラーだよ。2走前に速い流れを先行して、しかもそれが準OP。鮮度と活性化を同時に綺麗に満たした馬で、血統のタイプ構成も札幌の短縮は悪くない。しかもバウンド短縮の逆ショッカーで位置取りの動きも躍動感がある。ということで、スカーレットカラーに気付いたら、他の馬はどうでもよくなったよ。間違いなく、混戦の差し競馬になれば来るだろう。当日絞れていて、馬場が土曜と同じならだけどね。

編；当日「絞れて欲しい」で6キロ減で、良想定で良馬場ですもんね。これは、完全な勝負レースですかね？馬体重と馬場がピッタリ合ってるという。「少し絞れて欲しい」で少しだけ絞れた馬って、本当にびっくりするくらい来ますもんね（笑）。特に重賞では。

今；そうだね。この状況ならガツンと行って良いよ。レースはまさかのスローになって、しかも後方からで逆ショッカーも完成させずに危なかったけど。あやうく、逆ショッカーを完成したカリビアンの方にやられるとこで、焦ったよ（笑）。ただ、岩田のコメント見たら、最初にごちゃついて引かされる不利のぶんだけ負けたみたいなコメントがあって、パトロールビデオ見たら、確かにぶつけられて頭上げて後ろにズルッと下がってるじゃんか・・・。あのスローで良く来たよ。お陰で逆ショッカーも完成できなかったのにね。騎手も最後は上手く短縮を活かして冷静に乗ったから、責められないよ。スローの先行だった断然人気を差すのは厳しい流れだったし、3点目だけどあんな感じかな、あの流れであの位置取りになっちゃうと。僕の解説通りに、ミッキーチャームは今回一番走れる4番手から乗っちゃったし。

編；これで重賞馬連6レース連続的中でしたもんね～。7レース目がかかったアイビスＳＤは外しちゃいましたが（笑）。

今；深夜から凄いスコールみたいな雨が降り続く予報で、雨雲レーダー見ても黄色とか赤の豪雨だったから、完全な道悪想定だったんだけど、いきなり朝から良馬場で乾いてるからね～。あれだけ天気予報が違って、想定馬場と外れてるとあまり買わない方が良いよ。解説した通り、上がり勝負では厳しい道悪向きの馬を選んでるわけだし。それでも全くの人気薄だから、買うには買ったけど、勝負レースにはならないね。とにかく、いつものように馬体重と馬場で、勝負度合いを決定だ。

編；札幌と新潟の馬場を見たら、ここをいつも読んでるファンならみんな想定と同じ札幌のクイーンＳで、かなり勝負したでしょう。もともと勝負レースがこっちですし。それにしても、馬場と馬体重がピッタリと合った、函館記念、中京記念、クイーンＳと、3点以内で重賞を毎週的中してるのは凄いですね。

今；デムーロが乗れてないぶん、ルメールさえ危ない馬に乗ってれば、理詰めで高配当も当てられるからね。乗れてる外人が何人かいて人気馬に乗られると、理論上完璧に予想しても、マジック騎乗で危ないはずの人気馬を強引に持って来ちゃうことが多くなって人気馬が切れないから大変だし、予想してても騎手が最重要ファクターでは、つまらない。

編；競輪じゃなくて競馬ですしね（笑）。

今；騎手に比重が移りすぎると、思いつきとかの不確定要素が増えちゃうんで、万馬券を2，3点以内で論理的に当てるのが難しくなってくるのもあるよ。騎手が馬の気の侭に任せて、それぞれポジションを取ってさえくれれば、どんなに荒れても理詰めで2，3点以内で当てやすいわけだけどね。

編；なるほど、それはそうですね～。では、データ分析にいきましょうか。

今；まだ忙しいから、今週も単行本バージョンで簡単に見ていこう。

編；それでは今週は小倉記念でお願いします。

今；まず概要だね。

　サマーシリーズ3戦目。淀みない流れになりやすいが、前半速くても途中緩めば残れるので、先行馬が多い＝前崩れでもない。ハンデは軽すぎるといまいちで、重いと2，3着が多い。上がりは掛かるが、持続した脚が求められ、ディープインパクトはよく走る。ハービンジャーも注意だ。

　で、次は枠と脚質

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土曜の「厳選！勝負レース」に17年、日曜の「厳選！勝負レース」内に16年分が掲載されます。
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