今井雅宏「重賞ステップ解析」NHKマイルC
重賞ステップ解析とは
今井雅宏氏と編集部が先週の結果を分析、そして今週行われる重賞の過去3年を振り返る対談形式のコラム。
そんな馬券的中へのヒントが盛りだくさんのコラムの一部を毎週木曜日に公開!
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NHKマイルC
編;今週は26万馬券とか伝説予想を繰り広げてきて、今年は前哨戦でも万馬券を2点目で当ててるNHKマイルCがありますよ。
その前に回顧ですが、京王杯SCはまた重賞で破壊的なやつが来ましたね(笑)。
本命が勝って14番人気の△が2着なので、馬単313倍を3点目的中と、得意技の「万馬券3点目以内的中!」が炸裂しましたよ。
馬連でも245倍付けていたのは凄かったですね~。
今;きっちり勝負レースに選んだ方の重賞で、理想としている「2,3点目以内での高配当的中」だったのは何よりだよね。
天皇賞春とユニコーンSがパッとしないメンバーだから、今週は京王杯SCで高配当を当てるしかないのかな?と思ってたんでホッとしたよ。
また重賞が隔週になっちゃうかと思ったからね~。
編;ここのところ大きいのを重賞で連発してますけど、NZT、桜花賞の万馬券から1週おいての青葉賞的中でしたもんね。
NHKマイルCまでお預けになるかと思ってました(笑)。
今;京王杯SCは、1400mで得意な重賞でもないから余計にね。
ただ近年は15頭以下が多かったんだよ。
今年と同じ18頭立てだった23年は、当ててるでしょう?
編;確かに7番人気のウインマーベル本命で、馬連1点目的中ですね。
頭数が増えると流して買わないと当てるの難しくなるのが普通なのに、18頭になると3点目以内の買い目できっちり当てるのが、さすがはMですよね。
今;頭数が増えた方が摩擦も増えるから、絞って高配当も当てやすいわけだよね。
編;ところで本命のワールズエンドは直ぐでした?
今;これは見た瞬間、ノータイムだよ。
バウンド短縮で、相手強化のC系ロードカナロア。
間隔開けた先行馬も理想的。
外枠が唯一の心配材料だけど、湿った馬場ならコントロールしやすいし問題ない。
恐らく内から乾く馬場になるんで、先行馬も少ないから前がかなり有利だろうしね。
先週のロードカナロアと違ってスローの団子状態での上がり勝負も対応出来るし、1,2頭が飛ばして縦長の可能性も高いんで仮に当日極端な差し馬場になっても、先週話した通りに縦長なら先行馬でも残れる。
つまり二重のセーフティーネットが張られた本命だったよ。
編;実際、気分良く飛ばして勝ちましたもんね。
やっぱり作戦通りに乗ると来ますね~。
今;しかも当日は休み明けのプラス体重で、理想的だった。
逆に1番人気は間隔開けてさらなる馬体減りだから、これでほぼ来ないことは確定。
挙げ句に午前中の同じ1400mが前残りだったからね。
馬場、馬体重の全てがグリーンライトなんで、いくらでも勝負すれば良いよ。
編;1番人気が危ない馬体重なので、3点目というより実質2点目的中みたいなもんですもんね。
やっぱり、「馬場と馬体重の合ってるレースで絞って勝負!」が正解でした。
ところで、みんな気になるのは14番人気セフィロの上位評価だと思いますが、これも直ぐでした?
今;いや、こっちは押さえの1頭にぎりぎり入るか入らないか、たぶん入らないイメージだったかな。
そもそもワイドラトゥールとか、重賞の1400組も似たような馬が多いから、その中でこの馬を敢えてピックアップする感触もなかった。
編;では何故4番目評価に?
今;パッと見では、ワールズエンドの相手候補は、フリームファクシだったよ。
編;これはさらに人気薄の16番人気でしたね(笑)。
今;良い馬が本命以外いないレースだったからね。
フリームファクシは2走前までダートで、鮮度があったから。
1400mも向くしね。
ただパラダイスS、根岸Sの内容から、やっぱり厳しいかな?という判断で66点にした。
あとは11番人気のシリウスコルトだけど。
編;5着に好走しましたよね。
というか、人気薄の前2走とも本命にしていた、あの馬じゃないですか(笑)!13番人気だった2走前、「想定通りに道悪が残るか、普通に乗ってたら間違いなく来てた」って、激アツになっていたという。
今;だよね~。
2走前は騎手のボーンヘッドで5着だからね。
前走は、道中で外回った馬は物理的にアウトの競馬だったし。
ただ今回も前日の雨で湿っているとは言え、この馬が得意とするレベルよりはさすがに乾きそうなのと、今回はちょっと蓄積疲労が出てくるタイミングなんだよね。
ということで、セフィロと同点にして、セフィロの方が人気ないからルール上セフィロが3点目の買い目になるようにわざわざ点数を調整して、予想したわけだよ。
シリウスコルトが2走前の疲労レベルの状態で当日もう少し湿ってれば、3着以内には間違いなく来たろうけど。
ちょっと、2走ずれ込んじゃったね。
編;で、セフィロはどうして高評価だったのですか?
今;普通に内枠替わりのC系イスラボニータで、相手強化の18頭立てで、しぶとさが活きるというシナリオだよね。
あと前走不利があったんで力を出し切ってないから、重賞3着後の中5週でも疲労はほぼない。
ただ今回のレースに向けて前走の走りがどうだったか?は、かなり重要な臨戦過程になるんだ。
そこで前走のVTRを何度も繰り返し見て確認したよ。
それで「これならいける」と、ゴーサインを出した。
編;どの辺が良かったわけですか?
今;前半の掛かったところと、不利の場面と、4角の位置取りが、今回に向けては絶好だったよ。
活性化に加えてストレスもない。
ちなみにこのレースの予想で、前走のVTRを確認したのは、フリームファクシとセフィロだけ。
しかもフリームファクシは1回サラッと見ただけね。
編;そうなのですか?
今;馬柱で分かるレースと、VTRを細かく見ないと分からないレースがあるから。
他の馬は何もVTRを見る必要もなく、馬柱と記憶だけでもう十分。
細かい事象はほとんど意味がないよ。
ただセフィロは、前走の不利が今回の東京1400mの18頭立て6番枠という状況にどう影響するか?という細かい物理的問題なんで、何度も止めたり進めたりしながらVTRを確認したわけだよね。
まぁ本当は全部の馬を見た方が良いかもだけど、一日で10レース予想するわけで、そこまでの時間的余裕もないし。
それに見て分かることと見ても意味ないことがあるんで。
しかも古馬戦だしね。
2,3歳戦だと、馬柱でなく実際のレースぶりも重要になるんで、VTRを見る時間がどうしても増えるけど、古馬は見なくてもだいたい分かる。
あまり2,3歳戦のOP特別って予想しないでしょう?
編;そういえば、先週もスイートピーS、プリンシパルSと面白そうな3歳戦がありましたが、予想してなかったですね。
今;かなり予想に時間と体力が要るんだよ。
2,3歳限定戦は。
それまでのレースを確認しないとだからね。
他のレースを予想する時間がなくなっちゃう。
実際重賞の2,3歳戦は相当の労力を掛けてるわけで。
編;なるほど~。
2,3歳戦って、よく重賞で万馬券とか当てて凄く得意なのに、なんでオープン特別になると急にあまり予想しなくなるのか?と思ってたら、そういうことだったんですね(笑)。
今;重賞は予想するルールだからね。
ユニコーンSなんか馬柱見た瞬間に人気馬が特段切れないから、予想なんかしたくないけど。
重賞で予想しなくちゃいけないんで、実は勝負レースに選んだ京王杯SCより、相当の時間を割いてこっちの予想をしてたよ(笑)。
仮に当ててもたいした配当にならないだろうしで、予想してても実に馬鹿らしい気分なんだけどね。
細かいところまで確認しておかないと、2,3歳戦は何かタイプ判断とかに見落としがあるかもしれないから。
編;結局、予想上位4頭が4着以内独占も、本命が出遅れて縦目の3連複的中と、超下らない配当で終わりましたもんね~(笑)。
今;出遅れた挙げ句に、下げれば良いものを揉まれ弱い馬が一番揉まれる位置に突っ込むという、なんとも悲劇的な内容だったね。
編;天皇賞春は、予想上位3頭が4着以内も、変なのが1頭いましたね~。
今;これは読めなかったね。
行くのが松本くらいしかいないんで、そもそも遅い流れでの縦長と思ってたから、大外枠の差し馬なんて物理的に無理と思ってたよ。
それがドドッとスタートでみんな前に行って団子状態で1000m通過が1分切ってきたからね。
編;7着まで差し馬独占の競馬でしたもんね。
今;それまでのレースが前残り過ぎたんだろうね。
だからみんな先を争っちゃった。
もう少し前半戦で差しが決まってれば、あのメンバーなら緩ペースの縦長前残りになったとは思うけど。
編;アクアヴァーナルも先行出来ないで差しに回ったのに、結構際どかったですよね。
というか、連続3000m使って好走している馬を本命にはビックリしましたけど。
今;いくら考えても馬券的に期待値がありそうな馬が思いつかないレースだったんだよね。
だからトップクラス鮮度のあるときのエピファネイアに賭けてみたんだけど。
牝馬がこれまで来てないってのも、逆に魅力的だし(笑)。
データに反する方が予想もやりがいがあるから。
予定調和ではなく、常に変化を求めてチャレンジしていかないとだよ。
そうじゃないとこういう仕事をする意味自体もないしね。
実際終わって見ても、前残りの流れで先行してたら2,3着にはなってたろう。
それにしてもヴェルテンベルクにはやられたよね。
なるほど天皇賞春でも、「軽い凡走後で間隔開けた短縮ステップ」というキタサンブラック向きの臨戦シチュエーションが存在したわけだよね~。
8枠の追い込みなんて物理的に間に合わないと思考の外に追いやっちゃったけど、一旦は全てをフラットにして見ないとだった。
編;ところで京王杯SCで気になったことがあって。
良いですか?
今;?
編;内から乾いて「内と前」の競馬想定だと、僕はダノンセンチュリーで良い気がするのですけど?
今;マイルが連続で活性化が弱いよ。
編;2走前に先行してるから良いかと思いましたが。
今;下級条件のスローなんで、活性化が先行でも弱いかな。
まぁフィエールマン産駒というのがなんとも不気味だから、押さえには買っとくけどね。
編;実は3点目をこっちにして、3点買いで僕自身は馬券を外しちゃったんですよ。
三浦は得意じゃないんで・・・。
今;ええ~、そうだったの?
道理でテンション低いと思ったよ。
僕も2走前のシリウスコルトは納得出来ないけどね(笑)。
それとこれとは別だから、騎手で点数を上げるってことはあっても評価を下げて切るってことはあんまりしないかなぁ~。
まぁ買い方は人それぞれだから、どれが良いってことでもないんだろうけど。
そう言えばこのレースで失敗したのはマイネルチケットだったよ。
パッと見では、これも良いよね。
鮮度が高くストレスもない。
おっと思って陣営のコメント読んだら、ちょっと太いって話なんだよね。
それで調教を確認したら、直前の26、29日に突突如かなりの好時計を出しているんだ。
これはだいたい絞れないで慌てて調整しているパターンで、実際に太い確率がかなり高いから止めたら、一気に絞れてきたもんね~。
あんまり調教で勘ぐりすぎてもいけないというオチだった。
まあ気温が上昇してきたのもあるのかもだけど。
編;あと前の皐月賞の回顧で、体力とパワーの違いが気になったのですが。
パワーは「持続する力」で良いのですか?
今;話すと長くなるけど、予想で、「短縮で体力活きて」と「短縮でパワー活きて」というのとかは、ちゃんと使い分けてるよ(笑)。
編;やっぱりそうなんですね。
今;詳しい話はまた来週とかにでもしとこうか。
編;それではNHKマイルCのデータ分析ですね。
なにせ2,3歳のマイル戦線は、朝日杯の本命勝ちに始まって、NZTでは単勝43倍の本命が勝って万馬券2点目的中、桜花賞は12番人気が本命で3連複万馬券的中、シンザン記念では万馬券をズバッと1点目的中とかですからね~(笑)。
飛ばしてきた2,3歳マイル戦の総仕上げでお願いします!
今;ペースが読めそうなメンバーになって欲しいよね。
編;流れそうなメンバーが良いですね。
では昨年ですが、ファルコンS4着後の9番人気パンジャタワーが勝ちました。
今;ファルコンSで連を外した馬は、11頭中2頭が3着以内。
来たのは前走1,2番人気で4,5着だった馬。
前走3~5着だと5頭中2頭が3着以内、前走2番人気以内は4頭中2頭が3着以内になる。
位置取りは前走3角8,10番手と差していた。
ただこのステップはほとんど差していたから、特段意味のあるデータでもない。
今回の位置取りは3角8,10番手。
今回8番手以下だと5頭中2頭が3着以内になる。
2走前は、朝日杯12着とOP特別1着。
ほとんどが朝日杯で、OP特別は2頭中1頭が来ている。
まとめると、タイトな経験をしているけど疲れのない馬、リズムにメリハリがある馬が面白い感じだね。
3走前は京王杯2歳Sで連対。
2走前が1400mだった馬は4頭中2頭が来ている。
活性化している馬だとベター。
あと生命リズムにメリハリがあると良いよね。
4走前は新馬と未勝利で、このタイプだと4頭中2頭が3着以内。
もちろん鮮度馬にも注意したい。
編;2着マジックサンズは皐月賞6着でした。
今年は皐月賞二桁着順が2頭登録してます。
今;皐月賞8着以下だと、29頭中2頭が3着以内。
あわやの4着は3頭いる。
位置取りは前走3角5,11番手。
4角では4,5番手で、4角5番手以内だと9頭中2頭が3着以内。
あわやの4着馬には差し馬も多いけど、3角では10番手以内だった。
ある程度は活性化している方がベターな感じだね。
今回の位置取りは3角13,16番手。
3角13番手以降だと8頭中3頭が4着以内。
短縮だけに思いきって後ろに下げるMの基本的位置取りショックは怖いよね。
あとあわやの4着馬には2番手の馬もいて、巻返しステップだけに極端な脚質を取りそうな馬も一応注意。
3角8,10番手と、比較的普通の位置取りで4着に好走した馬も2頭いるけど、その年は道悪だった。
ちなみに道悪の年は3頭中2頭が4着に好走している。
短縮だけにもちろん馬場レベルが重くなるとベター。
2走前は、スプリングSと弥生賞で3,5着。
体力的にタイトな経験をしているんだけど疲れはないみたいな馬は有利。
まぁどんなレースでもそういう馬は有利だけどね。
あわやの4着馬には1600m、1800mの重賞で連対した馬も2頭いる。
編;3着チェルビアットは桜花賞からでしたが、このステップはいないので前年にいきましょう。
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